西岡公園は春が訪れ、春の花たちが咲き始めました。
湿原のミズバショウも今週末が見頃でしょうか。
園内は渡ってきたばかりの野鳥のさえずりが響いています。
黄色いアオジが木の枝にぴょんと乗って元気いっぱいさえずっています。
トラツグミの物悲しい調べもどこからか聞こえてきます。
キジバト、クロツグミ、ウグイスもやってきたのがさえずりで分かりましたよ。
冬の間は南のほうで過ごしていた夏鳥たち。
「遠いところからお疲れ様でした。西岡公園でゆっくり過ごしていってくださいね!」と思いながら素敵なさえずりに聞きほれてしまいましたよ。
鳥たちだけでなく植物も「春だよ!」と季節が進んでいることを教えてくれています。
カタクリも咲きました。
小さな湿地にはエゾノリュウキンカがちょうど満開でした。
エゾエンゴサクが咲き初めました。
歩いていると、すっきりさわやかな香りが漂ってきました。見回すとナニワズの花が満開なのが目にとまりましたよ。
鼻を近づけるとよい香りです。
黄色くけぶるように見えるのはヤナギの花ですよ。
ハクモクレンは銀色の産毛に包まれたつぼみがほころんでいます。
レンプクソウにはつぼみがついていました。
地面からにょきっと、いろいろな芽が出ています。
きみは誰かな?
地面から顔を出したばかりのオオウバユリの芽たちはつやつやで葉脈が赤いです。
夏になると葉は緑色になりますよ。
昨年豊作だったミズナラの堅果(どんぐり)から根が土に伸びている様子がみられます。
あちこちにこんな状態のどんぐりが落ちているのですが、種皮(かたい外側の皮)が割れて中から覗いている子葉(子葉は発芽時の栄養になるお弁当みたいな役割をする)と根が赤いのです。
どうしてだろう?と不思議に思いましたよ。
そのうち秘密がわかるかなと自分の宿題にしました。
スミレの芽も出ています。
花が咲くのが楽しみな植物はほかにもたくさんありましたよ。
ガイドボランティアの方々とおしゃべりしながら園内を散策しませんか?
4月から6月は毎週金曜日、7月から10月は、隔週金曜日の開催です。開催時間は各回とも、13時から15時です。
おさんぽガイドのチラシ こちらからもどうぞ。↓↓
歩きやすい足元と、肌を出さない服装で散策をお楽しみください。
園内の花や山菜、動植物の採集と傷つける行為は禁止されております。
皆さまのお越しをお待ちしております。