4月23日の園内

自然情報

西岡公園は春が訪れ、春の花たちが咲き始めました。

湿原のミズバショウも今週末が見頃でしょうか。

湿原に咲く白いミズバショウ

湿原に咲く白いミズバショウと水面にヤチダモの影

園内は渡ってきたばかりの野鳥のさえずりが響いています。

黄色いアオジが木の枝にぴょんと乗って元気いっぱいさえずっています。

トラツグミの物悲しい調べもどこからか聞こえてきます。

キジバト、クロツグミ、ウグイスもやってきたのがさえずりで分かりましたよ。

冬の間は南のほうで過ごしていた夏鳥たち。

「遠いところからお疲れ様でした。西岡公園でゆっくり過ごしていってくださいね!」と思いながら素敵なさえずりに聞きほれてしまいましたよ。

鳥たちだけでなく植物も「春だよ!」と季節が進んでいることを教えてくれています。

濃い桃色のカタクリの花

カタクリも咲きました。

黄色いエゾノリュウキンカの花

小さな湿地にはエゾノリュウキンカがちょうど満開でした。

水色のエゾエンゴサクの花

エゾエンゴサクが咲き初めました。

黄色いナニワズの花

黄色いナニワズの花

歩いていると、すっきりさわやかな香りが漂ってきました。見回すとナニワズの花が満開なのが目にとまりましたよ。

鼻を近づけるとよい香りです。

カスミのようにふんわりとした柳の花

黄色くけぶるように見えるのはヤナギの花ですよ。

白い花弁が見え始めたハクモクレンのつぼみ

ハクモクレンは銀色の産毛に包まれたつぼみがほころんでいます。

レンプクソウのつぼみ

レンプクソウにはつぼみがついていました。

赤みがかったオオウバユリの芽

地面からにょきっと、いろいろな芽が出ています。

きみは誰かな?

少し開きかけたオオウバユリの芽

地面から顔を出したばかりのオオウバユリの芽たちはつやつやで葉脈が赤いです。

夏になると葉は緑色になりますよ。

どんぐりから根が土に伸びている様子

昨年豊作だったミズナラの堅果(どんぐり)から根が土に伸びている様子がみられます。

あちこちにこんな状態のどんぐりが落ちているのですが、種皮(かたい外側の皮)が割れて中から覗いている子葉(子葉は発芽時の栄養になるお弁当みたいな役割をする)と根が赤いのです。

どうしてだろう?と不思議に思いましたよ。

そのうち秘密がわかるかなと自分の宿題にしました。

スミレの芽

スミレの芽も出ています。

花が咲くのが楽しみな植物はほかにもたくさんありましたよ。

 

次回の「おさんぽガイド」は4月25日(金曜日)

 

ガイドボランティアの方々とおしゃべりしながら園内を散策しませんか?

4月から6月は毎週金曜日、7月から10月は、隔週金曜日の開催です。開催時間は各回とも、13時から15時です。

  • 参加費 200円
  • 持ち物 飲み物 双眼鏡(なければレンタルあります)
  • 小雨決行(開催の確認は当日10時以降ホームページで確認、または管理事務所までお問い合わせください)
  • 当日5分前までに管理事務所で受付をお済ませください。
  • 問合せ:西岡公園管理事務所
  • TEL 582-0050

おさんぽガイドのチラシ こちらからもどうぞ。↓↓

ガイドチラシR07

 

歩きやすい足元と、肌を出さない服装で散策をお楽しみください。

園内の花や山菜、動植物の採集と傷つける行為は禁止されております。

皆さまのお越しをお待ちしております。