今日の西岡公園は朝からエゾハルゼミ、アオジ、キビタキなどが鳴いています。
そんな西岡公園では「おさんぽガイド」開催しましたよ。
気温が上がり初夏らしい公園をお散歩します。
ギンリョウソウと同じく光合成しない植物である菌従属栄養植物の、シャクジョウソウの蕾や
ウメガサソウの蕾
湿地ではミゾホオズキの小さな花や、
サイハイランの花もまだ残っていましたよ。
ちいさな水玉のように足元に見つけたのは、オククルマムグラの丸くて毛の生えた果実です。
フック状の毛が密生して「ひっつき虫」と呼ばれ、人の服などにくっつく方法で種子散布しますよ。
フデリンドウの果実の種子散布の方法は、雨滴散布です。
果実は上向きにつき、熟すと2裂し、雨の日に上を開いて雨を溜め、種子が流れ落ちる仕組みですよ。
写真を見ると上向きに開いていますよ。
直径5センチほどのキノコがありました。
フタリシズカの花
タニギキョウの花
オオハナウドの花
クリンソウの桃色の花もまだ見られましたよ。
エゾハルゼミの抜け殻がありました。
今日の園内はエゾハルゼミの蝉時雨です。
森の中ではミヤマナルコユリの白い花が見えました。
コイチヤクソウの蕾はスズランみたいな形ですね。
これはジンヨウイチヤクソウの花です。
ギンリョウソウの花は果実になり始めました。
半透明の白い花びらのように見えるのはがく片です。
菌従属栄養植物のギンリョウソウは果実も白いですね。
光合成しない植物なので太陽光を求める必要が無く、薄暗い林床でも育ちます。
けれど、菌類(キノコ)から栄養を貰うので、ギンリョウソウに必要な菌類が豊富な場所でなければ育ちません。
ギンリョウソウなどの菌従属栄養植物は樹木などの植物と菌類の豊かな森に出現しますよ。
管理事務所ではギンリョウソウの展示を行っています。
ギンリョウソウの展示で一緒に紹介している、菌従属栄養植物の「オニノヤガラ」も園内でそろそろ見かけられそうです。
芽が出てきた姿はまるで、褐色のアスパラのよう。
お散歩の際には探してみてくださいね!
お越しの際にはご覧ください。
ギンリョウソウの展示についてはこちらからもどうぞ↓↓↓
6月1日の園内 – 西岡公園 (sapporo-park.or.jp)
参加者の皆様ボランティアガイドの皆さまありがとうございました。
次回のおさんぽガイドは、6月23日 金曜日です。
4月から6月は毎週金曜日、7月から10月は、隔週金曜日の開催です。
年間の予定についての詳しくはこちらからどうぞ ↓↓↓
「おさんぽガイド」始まります – 西岡公園 (sapporo-park.or.jp)
これからの季節はウルシやダニ等の対策のため肌を出さない装いと、歩きなれた靴で散策をお楽しみください。
皆様のお越しをお待ちしております。