6月1日の園内

自然情報

今日の西岡公園は気温が上がり、エゾハルゼミの大合唱が聞こえています。

薄紫色の房状の藤の花

藤棚のフジが満開です。

かすかに甘い香りがして、ハチの羽音がぶんぶん聞こえていました。

マルハナバチたちが蜜を求めてやって来ています。

湿原と池

池にハリオアマツバメが群れでやって来て水を飲んでいたり、マガモの雛が母鳥の後をついて泳ぐ姿が見られましたよ。

ギンランの白い花

足元には小さなギンランや

ジンヨウイチヤクソウの下向きの花

ジンヨウイチヤクソウも咲き始めましたよ。

クリンソウの桃色の花

湿原に草の丈も高くなり始めました。

クリンソウの桃色の花が華やかです。

ミズバショウの大きな葉

ミズバショウの葉がこんなに大きくなっています。もう1メートル以上に成長しています。

周りのヤナギなどの樹木の葉が茂り始めて、木陰を作っています。

暑さが苦手なミズバショウにはこの木陰は、心地よい環境ですね。

ギンリョウソウの透明感のある白い花

ギンリョウソウの透明感のある白い花

森の中の落ち葉の間からはギンリョウソウの透明感のある花も見えていました。

中をのぞくとブルーの柱頭が見えます。

ギンリョウソウは菌従属栄養植物といって光合成せずにキノコなどの菌類を栄養源にして生きる植物です。

菌従属栄養植物は菌類のたくさん育つ豊かな森(豊富な落ち葉や朽木が供給される森)に見られますよ。

菌類に依存するという生き方は光合成する必要が無いので、他の植物と太陽光を求める競争をしなくても良いというメリットもありますよ。

ギンリョウソウの展示が始まりました

管理事務所ではギンリョウソウの展示を開催中です。

咲いている場所のヒントになるマップや、その不思議な暮らしについてや、液浸標本、同じく菌従属栄養植物のオニノヤガラの立ち枯れたもの、塊根部分の液浸標本などを展示していますよ。

ギンリョウソウの展示

ギンリョウソウの展示

管理事務所にお立ち寄りの際にはご覧ください。

これからの季節はウルシやダニ等の対策のため肌を出さない装いと、歩きなれた靴で散策をお楽しみください。

 

皆様のお越しをお待ちしております。