連日の夏日で、晴天がしばらく続いていましたが活動日になる8月4日の天気予報は一日中曇り、最高気温も25度とヒトにとっては久しぶりに過ごしやすい天候になりそうでしたが、トンボはたくさん飛ぶのかとちょっと心配でした。
園内に出る前に、この時期まだ初見が出ていないトンボの種を確認して活動の目標をそれぞれ決めます。
みんな大型のトンボを狙っていたようでしたが、結果はどうだったでしょう?
園内はすでに秋のトンボ、アキアカネやナツアカネ、ノシメトンボ、マユタテアカネも飛び始めています。
園内の調査地をまわる間に、日差しも出てきて時折子どもたちの歓声も上がります。
網の届かない場所や空高く悠々と飛翔する大型のトンボの姿は見られるようで、
じっとそのチャンスを狙います。
午後からは、採集記録をまとめて標本づくりを行います。
まずは自分の目で確認!図鑑を見ながら自分で種の同定を行っていきます。
標本づくりを進める時には、中学生スタッフに手ほどきをお願いしました。
この日の調査では、16種採集しうち2種が初見となりました。
大型のトンボとしてはオオルリボシヤンマやコオニヤンマ、オニヤンマなどが採集されました。
通常の調査活動は15時まででしたが、16時からコシボソヤンマ観察会が行われました。
気温が高くなり過ぎなかったおかげで団員もまだまだ元気です。
とはいえ、そう簡単には姿を現してはくれないコシボソヤンマ。
団員にとって「待つ」ということが今後の課題となりそうです。
トンボとの根比べになってしまいますが、結局コシボソヤンマ観察会の活動中に
採集できたのは、2時間同じポイントでジッと待ち続けたスタッフのみでした。
今回の活動は長時間になりましたが、この時期は多くのトンボの種に出会えます。
調査活動がんばりましょう!