本日は月2回「植物の会」の活動日。
雨の中、6名で西岡公園内を歩きました。
しかし雨は本降り、軽めの活動をということで、今日はこれまで追ってきている植物の現状を確認しながら歩く日となりました。
前半は、ツリバナに混じってオオツリバナがあるかを探し、既に確認済みのオオツリバナを見に行きました。
途中、道から離れた場所に見える樹皮が黒っぽい大木が何の木であるかを藪こぎして確認に行った結果、イヌエンジュと分かりました。
その後木道地帯に入りました。
木道横のノリウツギ。
これは装飾花がある通常のタイプ。
しかし中にはこのように装飾花がないタイプもありました。
なぜ違うのかはこれからの研究課題ということで。
タチギボウシが咲いていました。
昨年より花が多いように感じられます。
ドクゼリも咲き始めていましたが、これは茎が折れて低い位置にあり、それらしく見えませんでした。
クサレダマは今が花の盛りのようです。
木道「見晴らし台」付近に一面クサレダマが咲く場所がありました。
ハッカの花も咲き始めました。
夏ですね。
今日は植物の実もたくさん見られました。
こちらハイイヌガヤ、まだ熟しきるには時間が必要です。
ルイヨウショウマも黒くなるまであとひと月くらいかかるでしょうか。
秋に赤いマムシグサの実もまだ青い。
サルナシ(コクワ)の実が落ちていましたが、まだ硬くて酸っぱそうです。
(撮影のためにアキタブキの葉の上にのせました)。
雨の日ということでかたつむりもたくさんいました。
踏まないように歩くのに一苦労。
これはエゾマイマイ、虎斑のような変わった模様。
サッポロマイマイもいました。
数でいえばこちらの方がはるかに少なかったです。
花の後半、「すみれコース」にナス科のヤマホロシが一カ所だけ出て花が咲いていました。
初めて見たかも。
「ひっつき」のひとつ、ヤブジラミも咲き始めていました。
こちらも「ひっつき」、ノブキはほんとうに咲き始めで花があるのはまだ数えるほど。
最後に、先日、花が咲きかけで茎が折れてしまっているのを見つけたトモエソウを確認に行きました。
よかった、咲いていました!!
折れたけれど枯れてはいなかったようで一安心。
この後種子ができるまで行ってほしいのですが。
ここでミニ撮影大会になりました。
雨の中の活動でしたが、やはりみなさん植物が大好き、行動中は思ったほど雨が嫌とは感じませんでした。
ハッカも咲いた西岡公園、そろそろ湿地帯の花がたくさん見られる時期になってきました。