– 札幌のまちなみを見渡せる、自然豊かな公園 –

「星空観察会」の様子 2015年7月11日

7月11日土曜日、旭山で「星空観察会」が行われました。

毎年、札幌市青少年科学館の移動天文車「オリオン号」とスタッフの皆様をお招きして行うこのイベント、今年は7月の第2土曜日がその日でした。

20150712Orion1

噴水広場の横にやって来た移動天文車「オリオン号」

観測の準備が行われています。

20150712Scope

参加者55名は5つのグループに分かれ、まずは通常の天体望遠鏡で観察。

暗くなるにつれ、だんだんと見えてくる星が多くなってきました。

20150712VenusJupeter

まずは西の空で横に並ぶ金星(左)と木星(右)を観察。

この大きさの写真ではわかりにくいですが、クリックするともう少し大きな写真が出てきます。

金星は8時頃まで、意外と長く見ることができました。

20150712Scope

続いて南の空の土星を見つけ、近くのさそり座の赤い星アンタレスを観察。

星の色が違うのは、星の年齢によるものだとスタッフの方に説明を受けました。

20150712Scope2

ほぼ真上やや東寄りには「夏の大三角形」、こと座のベガ=織姫、わし座のアルタイル=彦星そしてはくちょう座のデネブの3つが見えました。

織姫と彦星の間の天の川は、地上が明るすぎるせいか見ることができませんでした。

ここまでの星は一等星以上の明るさを持つため、肉眼でも確認できます。

しかし、続いてスコープで観たはくちょう座の首にあるアルビレオ星には、観察者から一応に驚きの声が上がっていました。

この星は三等星、肉眼ではひとつの星に見えますが、スコープで観ると「二重星」であることがわかります。

それを写真で説明できないのが残念ですが、みなさん驚きの声を上げていました。

20150712Orion2

続いていよいよ移動天文車の大きな天体望遠鏡で観察。

土星の輪がはっきりと見えました。

土星の輪は初めてだ、なんだかパンみたいだ、などいろいろな感想が上がり、普段なかなか見られないものを見る喜びにあふれていました。

1時間半があっという間に過ぎました。

参加されたみなさま、スタッフのみなさま、蚊が多くて大変な中ありがとうございました!

20150712Ahanabi

おまけ写真。

近くの旭丘高校がちょうど学校祭の日で、「星空観察会」が始まる頃に花火が上がっていました。

花火は花火できれいでした。