7月11日土曜日、旭山で「星空観察会」が行われました。
毎年、札幌市青少年科学館の移動天文車「オリオン号」とスタッフの皆様をお招きして行うこのイベント、今年は7月の第2土曜日がその日でした。
噴水広場の横にやって来た移動天文車「オリオン号」
観測の準備が行われています。
参加者55名は5つのグループに分かれ、まずは通常の天体望遠鏡で観察。
暗くなるにつれ、だんだんと見えてくる星が多くなってきました。
まずは西の空で横に並ぶ金星(左)と木星(右)を観察。
この大きさの写真ではわかりにくいですが、クリックするともう少し大きな写真が出てきます。
金星は8時頃まで、意外と長く見ることができました。
続いて南の空の土星を見つけ、近くのさそり座の赤い星アンタレスを観察。
星の色が違うのは、星の年齢によるものだとスタッフの方に説明を受けました。
ほぼ真上やや東寄りには「夏の大三角形」、こと座のベガ=織姫、わし座のアルタイル=彦星そしてはくちょう座のデネブの3つが見えました。
織姫と彦星の間の天の川は、地上が明るすぎるせいか見ることができませんでした。
ここまでの星は一等星以上の明るさを持つため、肉眼でも確認できます。
しかし、続いてスコープで観たはくちょう座の首にあるアルビレオ星には、観察者から一応に驚きの声が上がっていました。
この星は三等星、肉眼ではひとつの星に見えますが、スコープで観ると「二重星」であることがわかります。
それを写真で説明できないのが残念ですが、みなさん驚きの声を上げていました。
続いていよいよ移動天文車の大きな天体望遠鏡で観察。
土星の輪がはっきりと見えました。
土星の輪は初めてだ、なんだかパンみたいだ、などいろいろな感想が上がり、普段なかなか見られないものを見る喜びにあふれていました。
1時間半があっという間に過ぎました。
参加されたみなさま、スタッフのみなさま、蚊が多くて大変な中ありがとうございました!
おまけ写真。
近くの旭丘高校がちょうど学校祭の日で、「星空観察会」が始まる頃に花火が上がっていました。
花火は花火できれいでした。