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旭山記念公園野鳥情報2024年2月24日(土曜日)

 

旭山記念公園野鳥情報、2024(令和6)年2月24日土曜日。

ここ1週間の旭山記念公園と札幌市旭山都市環境林の野鳥の動きをまとめました。

この野鳥情報は、旭山で野鳥観察をしておられる方からご提供を受けたものも含まれています。

 

 

今週のシマエナガ
エナガ(亜種シマエナガ)
2月23日、スノーシュー自然観察会開始前の9時20分頃「ミュンヘンの森」に数羽の群れが飛んで来て、双眼鏡なしでも分かるほど近くで観察できました。
さらに観察会の間に2回、「遊具広場の森」付近で観察されました。
森の家近くの「イタヤカエデ斜面」にも時々来ていますが、数はだいたい5、6羽です。
しかしその翌日2月24日は動きがあまりなく、観察情報もありませんでした。
ここ1週間ほどは天気も不安定で、見られるかどうかもまるで予想ができない状況になっております。
なお、写真は最新のものが撮れなかったため、今から16年前、2008年1月30日に撮影の1枚を使用しており、イタヤカエデに寄って来ていた時のものです。

シマエナガ2024年2月24日2008年1月30日撮影

 

 

 

 

今週のトピックス
キレンジャク
本日朝8時半頃、森の家南側のアカミヤドリギがあるハルニレの木に数羽の群れで来ました。
数分で飛んで行きましたが、旭山で確認したのは久しぶりです。
今後も見られるかどうか、要注目です。

 

 

 

冬の鳥情報
ツグミ
今週も確かな観察情報はなく、春になるまで見られないかもしれません。

今冬はハチジョウツグミの観察情報は入ってきていません。

 

ヒレンジャク
今週も確かな観察情報はありませんでしたが、南に移動していなくなった可能性があります。

 

キレンジャク
(前述)

 

イスカ
今週は確かな観察情報はありませんでした。

 

ウソ
今週は声を聞かない日の方が多く、園内にはあまり来なくなっているようです。

 

シメ
数羽で飛んでいる姿はときどき見られるという程度で少ないです。

 

マヒワ
今週も確かな観察情報はありませんでしたが、春になって少し増えるのか、注目してみたいと思います。

 

ベニヒワ
2月20日に3羽で園内上空を飛んでいましたが、それも久しぶりの観察で、見る機会が大きく減りました。

 

アトリ
今週も園内での確かな観察情報はありませんでした。

 

キクイタダキ
見られる頻度は先週と変わらずで、いつもいるわけではないけれど期待しないで行くといることがある、という程度でしょうか。

 

キバシリ
園内で時々見られています。

キバシリ2024年2月24日

 

ミソサザイ
今週は確かな観察情報はありませんでしたが、中島公園では比較的よく見られているようです。

 

カケス(亜種ミヤマカケス)
「学びの森」「風の丘U字坂」付近で観察機会は少なくないです。

 

コガラ
今週も園内での観察情報はありませんでしたが、中島公園では観察されています。

 

オオワシ
今週も確かな観察情報はありませんでした。

 

オジロワシ
今週も確かな観察情報はありませんでした。

 

 

 

 

留鳥情報
クマゲラ
園内での観察情報が増えてきていますが、毎日来ているというわけではないようです。

 

オオアカゲラ
ほぼ毎日園内で見られています。
2月18日の「スノーシュー自然観察会」の際には、雄の個体を肉眼ではっきり見えるほど近くで観察することができました。

オオアカゲラ♂2024年2月24日

 

アカゲラ
園内各所で見られる機会は多く、繁殖目的のドラミングも聞かれるようになってきました。

アカゲラ♀2024年2月24日

 

コゲラ
園内各所で観察機会は多く、カラ類混群にいることもあります。
近くに2、3羽いて「ギー キーッキッキ」と鳴き合っている声もよく聞かれています。

 

ヤマゲラ
観察頻度は相変わらず低く、「ピョッピョッピョッピョッ」という大きな声もほとんど聞かれていません。

 

フクロウ
今週も鳴き声が聞こえてくることはなく、観察情報もありませんでした。

 

オオタカ
今週は園内での観察情報はありませんでした。

 

ハイタカ
今週は園内での観察情報はありませんでした。

 

ノスリ
今週は確かな観察情報はありませんでした。

 

トビ
2月18日のスノーシュー自然観察会の際に上空に現れ、肉眼で見られるほど低く飛ぶ瞬間もありました。

 

ハヤブサ
今週は園内での観察情報はありませんでした。

 

カワラヒワ
展望台周辺で時々声が聞かれていますが、近くで見る機会はほとんどありません。

 

ゴジュウカラ(亜種シロハラゴジュウカラ)
園内各所で観察機会は多く、「フィーフィー」という囀りを聞くことも多くなり、また「テュッテュッ」という声で鳴き交わすことも多いです。

 

シジュウカラ
園内各所で観察機会は多いですが、今週もまだ「初鳴き」を聞いていません。

シジュウカラ2024年2月24日

 

ハシブトガラ
園内でよく見られ、囀りも盛んになってきています。

ハシブトガラ2024年2月24日

 

ヤマガラ
森の家の周りをはじめ園内一円で比較的よく見られていますが、囀りはまだ時々聞かれる程度で本格化していません。

 

ヒガラ
園内の常緑針葉樹や森の家付近のカラマツで比較的よく見られており、囀りも時々聞かれています。

 

ハクセキレイ
今週は園内での確かな観察情報はありませんでした。

 

スズメ
道路沿いや第2駐車場付近で見られることがあります。

 

ヒヨドリ
今週も園内各所で見られています。

 

ハシボソガラス
第1駐車場とその周辺で見られる機会が比較的多いです。

 

ハシブトガラス
園内でよく見られています。

 

 

 

今週のエゾリス、の足跡
2024年2月19日(月曜日)は札幌でも最高気温が10℃を超えましたが、その翌朝2月20日、少しだけみぞれのような雪が降り、雪面にはエゾリスの足跡がきれいに残っていました。
動物の足跡は、「前日に気温が摂氏4℃以上に上がり、その夜から未明にかけて氷点下まで冷え込み、かつ夜から朝の間に雪が1、2cm降った」朝がいちばんきれいに残っています。
表面の雪が一度解けて固まったところに薄い雪が乗ることで、足跡がきれいに残りやすくなるためです。
写真は2月20日の朝に撮影したもので、その条件に近かったため、エゾリスの指の跡がくっきりと残っています。
前にある大きい方が後ろ足、後ろの小さい方が前足の足跡です。
ただし、降った雪がみぞれのようにべちゃべちゃだったためか、指の細かい部分までは再現されていませんでした。
これから先しばらくの間、上記条件に合う日に動物の足跡を探してみるのもいいかと思います。

エゾリス足跡2024年2月24日

 

 

 

旭山記念公園各所名称マップ
野鳥等が観察された詳細な地点をご案内するにあたり、園内各所に名称をつけました。
主に野鳥情報の記事でそれら名称を使用しており、「」(かぎかっこ)でくくったものがその名前で、こちらの地図で場所を確認することができます。
文字が小さいので拡大してご覧ください。

旭山記念公園各所名称マップ

 

 

 

次回は、2024年3月2日土曜日もしくは3日日曜日に上げる予定です。

 

 

 

旭山でのバードウォッチング、皆様が多くの野鳥を見られることを願っております。