旭山記念公園野鳥情報2022年11月11日（金曜日）

旭山記念公園野鳥情報、2022（令和4）年11月11日金曜日

ここ1週間の旭山記念公園と札幌市旭山都市環境林の野鳥の動きをまとめました。

この野鳥情報は、旭山で野鳥観察をしておられる方からご提供を受けたものも含まれています。

◎旭山野鳥観察会、11月12日（土曜日）はまだ定員に達していないため、明日直接お越しいただいて参加することができます。
参加ご希望の方は、明日朝8時までに旭山記念公園森の家にお越しください。

27日は定員に達しましたので受付を終了いたしました。

ご参加お待ちしております。

◎今週のシマエナガ
エナガ（亜種シマエナガ）
今週もシマエナガは森の家の周りでほぼ毎日観察されています。
しかし、今週は6日日曜日に朝から13時までの間に4回出た以外は午前中1回だけ、もしくは午前中には観察できない日もありました。
森の家周辺以外でも遊具広場付近でも観察されています。
今週は少なかったですが、出現状況についてはこの先もしばらくはこのような感じで観察されるものと思われます。

◎今週のトピックス
ウソ
11月6日にこの秋初めて園内での観察情報があり、その後もしばしば観察されています。
この先増えるのか、居つくのか、亜種アカウソは来るのか、要注目です。

ハイタカ
この1週間に何度か、同一と思われる雌の個体が午前9時前後に森の家の周りに来ています。
今朝はヒヨドリを狙っていたようですが、捕まえられず、ヒヨドリは逃げました。
11月6日には森の家の裏にいたシマエナガの群れを狙って飛んで来て、カラマツの低い位置にとまっている姿が観察されました。
ハイタカは例年11月から12月中旬くらいまで旭山記念公園では観察頻度が高くなりますが、今年はどうでしょうか。

メジロ
先週、その前の1週間での観察情報はなかったと書きましたが、11月6日に園内での観察情報がありました。
メジロは以前2月に観察されたことがあり、残る個体もいるのかもしれません。
もう少し様子をみます。

夏鳥旅鳥情報
ウグイス
旭山では10月30日以降確かな観察情報はなかったですが、市内別の場所でこの1週間に見たという情報があったため、もう少し様子をみます。

アオジ
11月1日に園内で観察されましたが、それ以降の確かな観察情報はありません。
この先1週間観察されなければ、来週からここでは取り上げません（また来年）。

ミヤマホオジロ
今週も確かな観察情報はありませんでしたが、もう少し様子をみます。

カシラダカ
今週も確かな観察情報はありませんでしたが、こちらももう少し様子をみます。

イカル
今週は確かな観察情報はありませんでした。
もう少し様子をみます。

メジロ
（上述）

ビンズイ
今週は確かな観察情報はありませんでした。
この先1週間観察されなければ、来週からここでは取り上げません（また来年）。

ベニマシコ
本日、噴水広場下から遊具広場にかけての辺りで何度か鳴き声が聞かれました。
ベニマシコは例年より遅くまで残っていますが、この先どうなるか様子をみてゆきます。

モズ
今週も園内で「高鳴き」を聞く日がかありました。

キジバト
11月9日に園内での観察情報がありました。
もう少し様子をみます。

◎冬の鳥情報
カケス（亜種ミヤマカケス）
学びの森周辺と巨木の谷で見る機会が比較的多く、ミュンヘンの森から森の家の周りにも来ますが、3羽でいることが多いです。
写真はヌルデの実を食べに来たところです。

マヒワ
今日も園内で観察されましたが、たまに見られるくらいで相変わらず多くはありません。

シメ
今日も園内で観察されましたが、こちらもまだ数が増えてはいません。

アトリ
今週は確かな観察情報はありませんでした。

ウソ
（上述）

キクイタダキ
今週も針葉樹にいるところが日に何度か観察されています。

ツグミ
まだ居ついて毎日見られているという状況ではありません。

シロハラ
今週は確かな観察情報はありませんでした。

ミソサザイ
遊具広場をはじめ園内で時々見られていますが1日に1度も会わないこともあります。

コガラ
今週は園内でそれらしい観察情報がありました。

◎留鳥その他情報
クマゲラ
今週は園内で近くで見られたという情報もあり、藻岩山や旭山都市環境林からはほぼ毎日声が聞こえてきています。

オオアカゲラ
今週も園内での観察情報があり、今日は雄が森の家前の低いハルニレの木に来てじっくりと観察できました。

アカゲラ
引き続き観察機会は多いです。

コゲラ
今週もよく見られており、近くで見られることもよくあります。

ヤマゲラ
今週も園内での観察情報があり、昨日は森の家の近くで鳴いていました。

フクロウ
今週は園内での確かな観察情報はありませんでした。

オオタカ
今週は確かな観察情報はありませんでした。

ハイタカ
（上述）

ノスリ
今週は確かな観察情報はありませんでした。

トビ
今週は園内での観察情報がありました。

ハヤブサ
今週も確かな観察情報はありませんでした。

ゴジュウカラ（亜種シロハラゴジュウカラ）
観察機会は多く、近くに寄れることもあります。

シジュウカラ
観察機会は多いです。

ハシブトガラ
観察機会は多いです。

ヤマガラ
観察機会は多いです。

ヒガラ
カラマツをはじめ針葉樹にいることが多く、時々低い枝にも降りて来ます。

カワラヒワ
まだ数羽が残っているようで、森の家の周りでも見られることが比較的よくあります。

ハクセキレイ
今週は園内での観察情報はありませんでした。

スズメ
遊具広場やちびっこ広場など道路沿いで見られています。

ヒヨドリ
観察機会は多く、3羽前後で見られることがよくあり、賑やかな声で鳴いています。
木の実を食べによくやって来ます。

ハシボソガラス
第1駐車場から噴水広場にかけての辺りでよく見られており、10羽前後いることもあります。

ハシブトガラス
園内でよく見られていますが、昨日は50羽以上が展望台周辺に集まっていました（何があったのでしょうか？）

ヒレンジャクは市内近郊での観察情報はありますが、旭山記念公園では相変わらずこの秋はまだ観察されていません。
見られるのはいつになるでしょうか。

◎アカゲラ通信2022年11月号
アカゲラ通信2022年11月号ができました。
今月は鳥の嗅覚についてちょっとだけ考えてみました。
毎月連載の「旭山野鳥メモ」は時々飛んで来るトビです。
今年の紅葉のようすも何枚か写真で紹介しています。
森の家にて無料配布しております。
ぜひお手に取ってご覧ください。

次回は2022年11月18日金曜日に上げる予定です。

旭山でのバードウォッチング、皆様が多くの野鳥を見られることを願っております。