旭山記念公園と旭山都市環境林でその時に見られる生きものを、毎週、写真で紹介しています。
2020年9月22日 火曜日、連休最後の日、今日はいい天気です。
まずは動物から。
エゾリス
今年はほんとに多い、増えましたね。
学びの森周辺と風の丘周辺でいつでも見られるとすら感じますし、昨年まであまり見られなかった場所で見ることも多くなりました。
9月18日から今日までに観察された野鳥以外の脊椎動物。
エゾリス、キタキツネ、ジムグリ、アオダイショウ、ニホンカナヘビ、ニホンアマガエル、エゾサンショウウオ(幼生)
続いて昆虫
アキアカネ
雨でできた池で産卵行動をしていました。
ノシメトンボ
今旭山で見られるトンボは9割以上がアキアカネですが、よく探すと翅の端が黒っぽいノシメトンボもいます。
シロスジベッコウハナアブ
という名前のハナアブの仲間ですが、ハエみたいに見える・・・それもそのはずアブもハエもハエ目(双翅目)だから。
モンキチョウ
きわめてよく見る蝶ですが、長い時間花にとまることが少なくて、なかなか写真が撮れません。
イカリモンガ
上翅にきれいな色と模様がついていて蝶の仲間のように見えますが、蛾です。
蛾の仲間にもきれいなものはたくさんいます。
オオハキリバチ
スズメバチのように人を刺すことはあまりないようですが(あることはある)、この口は見るからに恐そうです。
ケブカスズメバチ
森の家の周りでよく見られていますが、巣は森の家の近くでは確認していません。
コガタスズメバチ
こちらも森の家の周りでしばしば見られますが、巣は確認していません。
しかし、スズメバチには引き続き要注意です。
9月18日金曜日から本日9月22日の5日間で確認できた主な昆虫(五十音順)
アキアカネ、イカリモンガ、イナゴモドキ、エゾオオマルハナバチ、エゾスジグロシロチョウ、
エゾトラマルハナバチ、オオハキリバチ、オオモンシロチョウ、キマワリ、ケブカスズメバチ、
クロヒカゲ、シロスジベッコウハナアブ、セイヨウオオマルハナバチ、センチコガネ、ノシメトンボ、
ハネナガキリギリス、ヒナバッタ、ヒラタシデムシ、ミカドフキバッタ、メノコツチハンミョウ、
モンキチョウ、ルリシジミ
メノコツチハンミョウ、地面にいて青光りする秋の虫が出てきましたが、写真は今週は撮れなかったのでまた来週にでも。
ここで1枚。
サッポロマイマイ
この時期よく見られます。
雨が降っていなくても、木や草や笹の葉についている姿が見られます。
続いて自生種の花編
エゾノコンギク
エゾゴマナ
今年はアキノキリンソウがなかなか見つけられず写真も撮れていません。
9月18日金曜日から本日9月22日の5日間で確認できた主な自生種の花(五十音順)
ウツボグサ、エゾゴマナ、エゾノコンギク、オオイタドリ、カタバミ、
キンミズヒキ、クズ、ダイコンソウ、ツユクサ、ハンゴンソウ、
ミズヒキ、ヤナギタンポポ、ヤマハギ
9月18日金曜日から本日9月22日の5日間で確認できた主な外来種の花(五十音順)
アメリカオニアザミ、オオアワダチソウ、キクニガナ、ゴボウ、シロツメクサ、
ネバリノギク、ヒメジョオン、ブタナ、ヘラオオバコ、ムラサキツメクサ
花も残り少なくなってきました。
今週は樹木の果実(種子)もいくつか。
ツリバナ
秋といえばこの赤い実、これは第1駐車場石壁の上にあるものを撮りました。
ケヤマハンノキ
秋から冬には何種類かの鳥やモモンガ(いれば)が食べます。
キタコブシ
赤い種子が目立ちます。
ハシブトガラスやヒヨドリ、アカゲラがこの種子を食べるのを見たことがあります。
エゾヤマザクラの葉が赤くなってきていて、そろそろ紅葉の季節が始まります。