旭山記念公園と旭山都市環境林でその時に見られる生きものを、毎週、写真で紹介しています。
2020年8月23日 日曜日
今週はエゾリスから。
ミズナラの木の枝で何かを食べていました。
何を食べていたかというと
そのミズナラの樹皮をそぎ取って食べていました。
おいしいのかな?
食べ物が少ないというのではなければいいのですが。
8月21日金曜日から本日8月23日日曜日の3日間で見られた脊椎動物(五十音順)
アオダイショウ、エゾリス、キテン、ニホンカナヘビ
キテンは昨日8時頃、森の家の裏に出てきましたが、すぐに笹薮に入り、撮影はできませんでした。
キテンは本来夜行性で昼にはめったに見られないですが、今年は6月から森の家の周りで昼間に何度か目撃されています。
続いて花編。
エゾノコンギク
8月上旬から咲き始めていましたが、花が見られる場所がだいぶ多くなってきました。
ハンゴンソウ
旭山では1か所、栗の木デッキ付近に出るだけのハンゴンソウ、今年も無事開花しました。
しかし昨年よりは花のボリューム感が乏しくて、このままなくなってしまわないか心配です。
ヤナギタンポポ
だいたい高さ1m以下ですが、これは人の背丈ほどある大きなものでした。
キンミズヒキ
「ひっつき」は次々と作られていますが、花もまだ多く見られます。
ミズヒキ
こうして花だけアップで撮るとなんだかわからないかもですが・・・
ちなみに、キンミズヒキはバラ科、ミズヒキはタデ科です。
ウド
花はもうそろそろ終わります。
ツユクサ
噴水広場の柵の外側に咲いていますが、今年は園内ではそこ以外では少ないです。
ヤマハギ
この写真の花はまだきっちりと咲いていますが、だいぶしぼんだ感じに見えるものも多くなってきました。
ススキ
これはまだ花が咲いている状態ですが、いわゆる「すすきの穂」になったものも多くなってきました。
21日金曜日から本日23日日曜日までに見られた主な自生種の花(五十音順)
ウツボグサ、ウド、エゾゴマナ、エゾタチカタバミ、エゾノコンギク、
オオイタドリ、カタバミ、キンミズヒキ、クズ、ゲンノショウコ、
コウゾリナ、ススキ、ダイコンソウ、タラノキ、ツユクサ、
ヌスビトハギ、ヌルデ、ハリギリ、ハンゴンソウ、ミズヒキ、
ヤナギタンポポ、ヤマハギ、ヨツバヒヨドリ
外来種の花編。
オオアワダチソウ
茎などに毛が生えているセイタカアワダチソウは今年はまだ見つけていません。
21日金曜日から本日23日日曜日までに見られた主な外来種の花(五十音順)
アメリカオニアザミ、オオアワダチソウ、シロツメクサ、ヒメジョオン、ブタナ、
フランスギク、ヘラオオバコ、ムラサキツメクサ
最後に昆虫編。
オツネントンボ
旭山では少ないトンボで、ときどき見られます。
ナツアカネ
顔がだいぶ赤くなってきました。
ナツアカネ
こちらの個体は全体的にかなり赤くなってきています。
アキアカネ
まだ少なくて、正確に数えてはいないですがまだナツアカネとアキアカネの数は1:1くらいといった感じです。
ノシメトンボ
こちらも赤みが強くなってきました。
イナゴモドキ
バッタの仲間、今年は多く見られます。
クサカゲロウの1種
葉っぱの裏にとまっています、分かりますか?
ヤマジガバチ
細いハチ、花に寄って来ます。
エゾオオマルハナバチ
花といえばマルハナバチ、他にも何種類か見られます。
ケブカスズメバチ
こうしているところを望遠レンズで見ている限りは寄って来ません。
でも、その動きには注意が必要です。
エゾスジグロシロチョウ
まだまだ多く見られます。
21日金曜日から本日23日日曜日まで見られた主な昆虫(五十音順)
アカエゾゼミ、アカシジミ、アキアカネ、アブラゼミ、イナゴモドキ、
ウラギンスジヒョウモン、エゾオオマルハナバチ、エゾスジグロシロチョウ、オオクロカミキリ、オオハキリバチ、
オツネントンボ、オニヤンマ、カラスシジミ、キマワリ、ケブカスズメバチ(キイロスズメバチ)、
クロヒカゲ、コエゾゼミ、コミスジ、コムラサキ、シオヤアブ、
セイヨウオオマルハナバチ、センチコガネ、ナツアカネ、ノコギリカミキリ、ノシメトンボ、
ミドリシジミ、ハネナガキリギリス、ハネナガフキバッタ、ヒメキマダラヒカゲ、ヒラタシデムシ、
ミカドフキバッタ、ミヤマカラスアゲハ、ミヤマクワガタ、モンキチョウ、ルリシジミ、
ルリボシヤンマ
この先も昼間は暑い日が続く見込みです。
散策の際には、水分補給など熱中症対策を忘れないようお願いいたします。