旭山記念公園と旭山都市環境林でその時に見られる生きものを、毎週、写真で紹介します。
2020年8月16日 日曜日
まずは虫から。
ナツアカネ
今日の森の家の前は、全体的にトンボの数が少ないのもありますが、アキアカネよりナツアカネの方が多いように感じられます。
アキアカネ
だいぶ赤くなってきました。

タカネトンボ
旭山では毎年確実に見られるけれど数は少ないトンボ。
水たまりで産卵行動をしていました。
(写真が背景と紛れて見にくいのはご了承ください)。
ハネナガフキバッタ
「さっぽろ生き物さがし2020」の調査対象種、見つけました。

キマワリ
森の家の周りにいつもいます。
ナガゴマフカミキリ
そういえば毎年薪の上で見つけます。
オオクロカミキリ
胸部が球形のように見えるのが特徴です。
ヒメキマダラヒカゲ
毎年8月に多く見る蝶ですが、今年は少なく、見ない日もあるくらいです。

オオシロオビアオシャク
今年は多く見られます。
先週も上げましたが、写真が撮れたので今週も。
スズバチ
黄色と黒が鮮やかなハチの仲間。
人を刺すこともあるにはあるがほとんど刺さない、とのことです。
エゾトラマルハナバチ
腹部が黒の縞模様になっているのが特徴です。
14日金曜日から本日16日日曜日まで見られた主な昆虫(五十音順)
アオカナブン、アオゴミムシ、アカエゾゼミ、アカシジミ、アカハナカミキリ、
アキアカネ、アブラゼミ、ウスキツバメエダシャク、ウラギンスジヒョウモン、エゾオオマルハナバチ、
エゾスジグロシロチョウ、エゾトラマルハナバチ、オオクロカミキリ、オオシロオビアオシャク、オオハキリバチ、
オニヤンマ、カラスシジミ、キマワリ、ケブカスズメバチ(キイロスズメバチ)、クロヒカゲ、
コエゾゼミ、コミスジ、シータテハ、シオヤアブ、セイヨウオオマルハナバチ、
セマダラコガネ、センチコガネ、ナツアカネ、ノコギリカミキリ、ノシメトンボ、
ハネナガキリギリス、ハネナガフキバッタ、ヒメキマダラヒカゲ、ヒラタシデムシ、ミカドフキバッタ、
ミヤマカラスアゲハ、ミヤマクワガタ、モンキチョウ、ヤマキマダラヒカゲ、ルリシジミ、
ルリボシカミキリ、ルリボシヤンマ
ルリボシヤンマ今年も出てきました。
オニヤンマ引き続き見られています。
ウスキツバメエダシャクは白に茶色の帯が入った蛾ですが、今の時期よく見られます。
ウラギンスジヒョウモンも含めたヒョウモンチョウが今年はほんとうに少ないです。
ハナカミキリ類は毎年7月くらいから多くの種類が数多く見られますが、今年は少ないというかほとんど見ませんでした。
その中で、アカハナカミキリだけはむしろ例年より多く感じられました。
ハネナガキリギリス、展望台西側ハマナスが植えられている辺りで多く鳴いています。
続いて花、自生種編。
オオイタドリ
先週も上げましたが、今週は花を少し大きく見た写真を。
オオバコ
「雑草」もたまには。
ススキ
花が咲いている状態がこれです。
カタバミ
花らしくない花が続いたので、花らしい花を。
といって、とても小さな「雑草」の花です。
エゾゴマナ
まだ咲き始め、晩夏から初秋の花。
ただ、これは草刈りされた場所の出ていたからか背丈が人の膝くらいまでしかないもの。
エゾゴマナは本来人の背丈くらいになり、これから多く見られます。
14日金曜日から本日16日日曜日まで見られた主な自生種の花(五十音順)
ウツボグサ、エゾアカバナ、エゾゴマナ、エゾタチカタバミ、エゾノコンギク、
オオイタドリ、オオバコ、カタバミ、キンミズヒキ、クズ、
ゲンノショウコ、コウゾリナ、ススキ、ダイコンソウ、タラノキ、
ツユクサ、ヌスビトハギ、ヌルデ、ノゲシ、ハエドクソウ、
ハリギリ、ヤナギタンポポ、ヤマハギ、ヨツバヒヨドリ
そろそろツリフネソウやキツリフネが見られるようになるはずですが。
外来種の花も。
オオアワダチソウ
そろそろピークになります。
14日金曜日から本日16日日曜日まで見られた主な外来種の花(五十音順)
アメリカオニアザミ、オオアワダチソウ、キクニガナ(チコリ)、シロツメクサ、ヒメジョオン、
ブタナ、フランスギク、ヘラオオバコ、ムラサキツメクサ
セイタカアワダチソウ、旭山でも毎年少数見られるのですが、まだ今年は見つけていません。
植物の実(種子)もいくつか。
マムシグサ(コウライテンナンショウ)
秋に赤くなりますが、まだ初々しい緑色でした。
ナナカマド
赤く色づき始めていますが、先日の大風で枝ごと落ちてしまいました。
最後にもう1枚。
エゾリス
カラマツの種子を食べるエゾリス、今週も現れました。
昨日、今日と、曇りがちの天気で昆虫が少なかったです。
散策の際には、水分補給など熱中症を施し、くれぐれもお気をつけてお歩きください。