旭山記念公園と札幌市旭山都市環境林でその時に見られる花や虫を、毎週、写真で紹介します。
2020年7月19日
今週は花から。
キンミズヒキ
「キング・オブ・ひっつき」、花が咲きました。
「ひっつき」=種子になるのはまだひと月ほど先です。
ヤマハギ
もう咲いていました。
8月に入り、立秋を過ぎ、お盆の頃に咲き始める花というイメージでした、ひと昔前は。
ウツボグサ
林縁の草刈りされた場所に今年は多く出ています。
エゾアカバナ
6月に咲き始めて、まだ少し咲いています。
2枚目の写真は花が終わった状態です。

シナノキ
よく似たオオバボダイジュともども、今花が咲いていて、近くでは甘い香りがします。
秋にはプロペラ付きの種子になります。
金曜からの3日間で見られた主な自生種の花(五十音順)
イワガラミ、ウツボグサ、ウマノミツバ、エゾアカバナ、エゾタチカタバミ、
オオウバユリ、オオバボダイジュ、カタバミ、コウゾリナ、シナノキ、
ダイコンソウ、チシマアザミ、ツルアジサイ、ノリウツギ、ハエドクソウ、
ヒトツバイチヤクソウ、マタタビ、ミツバ、ヤマハギ
オオウバユリも咲き始めましたが、写真はまた来週。
同じく外来種の花(五十音順)
エゾノギシギシ、キクニガナ(チコリ)、コウリンタンポポ、シロツメクサ、ヒメジョオン、
ヒメスイバ、ブタナ、フランスギク、ヘラオオバコ、ムラサキツメクサ
植物でもう1枚。
オニグルミの実が大きくなってきました。
エゾリスが食べられるようになるまでもう少し。
続いて昆虫。
アキアカネ
平地で発生し、夏の間は高標高地に避暑のため移動し、赤くなったところで平地に戻ってくるという生活環のアキアカネ。
まだ赤くはなっていません。
ノシメトンボ
マクロレンズで撮影。
ノシメトンボはアキアカネのようにほぼすべてが避暑に移動するわけではないようで、夏の間もよく見られます。
ジョウカイボン
6月には多く見られたのですが、そろそろ見られなくなる頃です。
アカハナカミキリ
今年初めて確認しました。
今年は「ハナカミキリ」と名がつくカミキリムシの仲間が少なく、このアカハナカミキリも昨年はもっと普通にいたのですが、今年はこのまま少ないのかどうか、もう少し様子を見ます。
アカシジミ
変わってこちらは昨年より多く見られているアカシジミ、きれいな蝶です。
カラスシジミ
こちらは翅の表(この写真で見えない側)がほぼ真っ黒の地味な蝶ですが、こちらも今年は多く見かけます。
ジョウザンミドリシジミ
そして「ゼフィルス」、主に午前中、まだ活発に飛び回っています。
金曜からの3日間で見られた主な昆虫(五十音順)
アカシジミ、アカハナカミキリ、アキアカネ、エゾコマルハナバチ、エゾスジグロシロチョウ、
エゾトラマルハナバチ、オオキノコムシ、オオハキリバチ、カブトムシ、カラスシジミ、
キバネセセリ、キマワリ、クロヒカゲ、コキマダラセセリ、コクワガタ、
コチャバネセセリ、コムラサキ、シオヤアブ、ジョウカイボン、ジョウザンミドリシジミ、
セイヨウオオマルハナバチ、ナガチャコガネ、ノシメトンボ、ヒメウラナミジャノメ、ヒメキマダラヒカゲ、
ヒラタシデムシ、ホソトラカミキリ、マメコガネ、ミドリシジミ、ミヤマクワガタ、
メスアカミドリシジミ、モンキチョウ、モンシロチョウ、ヤマキマダラヒカゲ、ヨツスジハナカミキリ、
ヨツボシオオキノコ、ルリシジミ
ヒメキマダラヒカゲ(蝶)をこの1週間で今年初めて観察しましたが、写真はまた後日。
おなじみの小動物
ニホンカナヘビ
天気がいい日にはよく見られます。
そしてもう1枚。
ホオジロ雌
昨日の野鳥の記事でも触れましたが、ホオジロが展望台北西側でよく見られています。
写真は雌、餌を捜し歩いていましたが、近くに雄もいました。
いよいよ夏本番という季節。
旭山散策の際には、熱中症対策を忘れずに、楽しくお歩きください。