旭山記念公園では、豊かな自然環境を活かした様々な生きもの観察を行ない、子ども達の好奇心や探求心を引き出す自然調査プログラム「森のたんけん隊」を月一回のペースで開催しています。(主催:旭山自然調査隊、共催:(公財)札幌市公園緑化協会)
新型コロナウイルス感染症拡大防止のため2月から中止していましたが、
7月19日から、感染症対策を行いながら活動を再開しました。

巨木の谷(森の散策路の中心あたりの開けた場所)で、
雑草を抜いたり、樹名板(木の名前が書かれた木の板)をつけました。
昨年、雑草やササ、ニセアカシアを取り除いて、
ミズナラやイタヤカエデ、エゾエノキなどの幼木を植えましたが、
今年の5月下旬くらいから、一斉にニセアカシアが芽吹き成長してきました。

あまりにたくさん出てきたため、子どもたちだけで切ったり抜くのが大変だったことから、
刈払機(草を刈る機械)で事前に刈りました。
先生によると、昨年取り切れなくて地面の中に残ったニセアカシアの根から、
芽吹いてきた、とのことでした。
ニセアカシアは地上部の木が切られても、根っこが残っていればまた伸びてくる、
とても生命力が強い木で、成長も早いため、
他の幼木に陽光が当たらなくなってしまうやっかいな植物です。
2、3年は芽吹いてくるかもしれないが刈り続ければ出てこなくなる、とのお話で、
ニセアカシアの処理を継続して行っていくことになりました。

また、公園内を歩きながら、蝶など色々な昆虫の観察を行ないました。
コムラサキやジョウザンミドリシジミなど、
多くの種類の蝶を観察することが出来ました。
暑い日になりましたが、子どもたちは元気に活動していました。
今後、毎月開催する予定ですが、
状況により変更になる場合があります。
開催日時が決定次第ホームページや掲示板でご案内いたします。