西岡公園はやっとエゾヤマザクラが見ごろを迎えました。
いつも市内より少し遅めの開花です。
森ではエゾヤマザクラのほかにも、イタヤカエデ、ハウチワカエデ、キタコブシの花などが咲いています。
木の近くではマルハナバチなどの昆虫のブンブン飛ぶ羽音が聞こえています。
そんな西岡公園では「おさんぽガイド」がありましたよ。
タチツボスミレが咲き始めました。
タチツボスミレには、いろいろな品種があります。
これはよーく見ると茎に毛が生えているので「ケタチツボスミレ」という品種ですよ。
ミズバショウの見ごろはそろそろおしまいです。
白い花びらのように見えるのは仏炎苞と言って葉の変化したものですよ。
中の黄色い部分が花の集まりです。
こういった花の付き方を「肉穂花序」(にくすいかじょ)といいますよ。
ヒトリシズカの花も見頃です。
拡大するとこんな感じです。
緑色の丸いのが子房です。
白い糸のような花びらに見えるのは雄しべの葯隔だそうです。
花粉が出る葯は付け根についているのが特徴です。
エゾエンゴサク
レンプクソウ
花といっても色々な形がありますね。
ほかにもザゼンソウ、ナニワズ、フッキソウ、キクザキイチゲ、エゾノリュウキンカ、オオバナノエンレイソウ、センボンヤリ、ハウチワカエデ、イタヤカエデ、サッポロスゲ、オオタチツボスミレなどが咲いていましたよ。
5ミリにも満たない赤い甲虫がいました。
ぴかぴかつるつるです。
春の花たちと同時に出てくる、ビロウドツリアブもいましたよ。
成虫はくちばしのように見える長い口吻で花の蜜を吸いますよ。
丸くてフワフワの体がかわいいです。
名前の由来は、このビロードのような体と ホバリングが得意で空中に吊り下げられているように見えることところから「ビロウドツリアブ」という名前になったとか。
野鳥たちにも会いましたよ。
コガモ、カイツブリ、マガモ、ウグイス、センダイムシクイ、オオルリ、ヤマガラ、シジュウカラ、エナガ、ヤブサメ、オオルリ、アオジ、ヤマゲラ、カワラヒワ、ヒガラ。
姿もかわいらしく、双眼鏡でゆっくり観察しました。
さえずりも楽しく、みんなで気持ちよくお散歩できましたよ。
かわいいヘビに会いましたよ。
ジムグリです。
名前の由来は「地に潜る」。
その名のとおり、土の中に潜ったり、穴の中で暮らしていますよ。
そのせいか、あまり見かけません。
今日は皆さんでゆっくり観察できた貴重な機会でした。
まん丸の目がかわいいですね。
今日はぽかぽかと春の日差しが気持ちいい一日でした。
とっても楽しい「おさんぽガイド」でしたね!
参加者の皆さま、ガイドボランティアの皆さんありがとうございました。
ガイドボランティアの方々とおしゃべりしながら園内を散策しませんか
4月から6月は毎週金曜日、7月から10月は、隔週金曜日の開催です。開催時間は各回とも、13時から15時です。
おさんぽガイドのチラシ こちらからもどうぞ。↓↓
歩きやすい足元と、肌を出さない服装で散策をお楽しみください。
園内の花や山菜、動植物の採集と傷つける行為は禁止されております。
皆さまのお越しをお待ちしております。