すっかり涼しくなりましたね。
西岡公園ではエゾエンマコオロギが鳴いていたり、キノコが出たり、木の実を見つけたり、と秋の気配を感じます。
森の中からはカケスの声も聞かれます。
アキノキリンソウが咲いています。
クチナガガガンボの仲間が蜜を飲みに来ていましたよ。
サラシナショウマも咲いていました。
ヤブマメの花と
キヌサヤのような形の小さな、ヤブマメの果実も実っていましたよ。
ヤマハハコの花や
キツネノボタンもひっそりと咲いていました。
ミゾソバは今が見頃です。
ゴマナも満開です。
エゾトリカブトがきれいです。
キンミズヒキの果実がありましたよ。
これはひっつきむしと呼ばれるタイプの果実です。
ヤブハギの果実もひっつきむしです。
いつの間にか、ズボンにくっついていました。
コヤブタバコの果実。
手袋にもくっつきます。
これはべたべたしてくっつきますよ。
ケチヂミザサの果実もありましたよ。
こちらも、べたべたの粘液でくっつくタイプ。
ガガイモの果実がありましたよ。
熟すと中から種髪と呼ばれる長いフワフワの毛が付いた種が出てきて風に運ばれます。
マイヅルソウの果実は、ルビーのような、透明感のある深いレッドが素敵です。
アクシバの果実は、ツヤツヤで可愛らしいです。
今年はたくさんついていますよ。
ミズナラの芽のところについていたのは、虫こぶです。
ミズナラの芽に付いたうろこのような虫こぶなので「ミズナラメウロコタマフシ」といいます。
ミズナラメウロコタマバチ(タマバチ科)の幼虫が1匹入っていてこの中で越冬するそうです。
様々な姿のキノコたちにも出会いましたよ。
ピンク色のキノコや
淡い青色のもの
このキノコの模様を見ると、渦巻き模様のかりんとうを連想しましたよ。
枝分かれした白いキノコもありましたよ。
地面を見て歩くと、トケンランの芽が出ていました。
フデリンドウの小さな芽も出ています。
花が、少なくなってきました。
紅葉も、まだのようです。
それでも、様々なキノコが観察出来たり、
トンボが飛んでいたり、ひっつきむしなどの果実が、楽しい園内です。
散策の際には管理事務所にもお立ち寄りください。
冬がやってくる頃まで「ひっつきむしを探そう」の展示を行っていますよ。
「ひっつきむし」と、は人の服や動物の毛にくっついて、運んでもらう戦略をとっているタイプの、植物のタネをいいますよ。
西岡公園で観察できる、タネが、「ひっつきむし」になる、実際の植物の標本や
フェルトに、ひっつきむしを、くっつけられるスペースもあります。
散策の後に、服にくっついている「ひっつきむし」を見つけたら、ここに、くっつけてみませんか。
自分についていたのが、どんな植物のタネだったのかの、答え合わせも出来て、楽しいですよ。
様々なタイプのタネのコーナーもありますよ。
ガガイモのフワフワのタネも見られます。
西岡公園にお越しの際には、管理事務所の展示室もお楽しみください。
ハチやウルシ、ダニ等の対策のため肌を出さない装いと、歩きなれた靴で散策をお楽しみください。
園内の花や山菜、動植物の採集と傷つける行為は禁止されております。