今朝は気温が下がり肌寒く感じるほどでした。
晴れ間が広がり、池の向こうには恵庭岳が見えていましたよ。
そんな西岡公園では「おさんぽガイド」を開催しました。
園内ではユニークな姿のキノコが見られましたよ。
星の上に丸い球がのっかたようなキノコです。
人の顔より大きなキノコもモリモリ出ています。
アクシバの果実がたくさんついていました。
チゴユリの果実も見つけましたよ。
足元にあって気がつきにくいのですが、コロンと丸くてかわいいです。
皆さんで写真を撮ったり、観察を楽しみましたよ。
ホオノキの大きな果実も見つけました。
赤い果皮をむくと、中から黒い種子が出てきました。
柑橘系の良い香りがしましたよ。
イケマの果実も乾燥して裂けていましたよ。
中から長い絹のような長い毛の付いたタネが見えています。
風でふわふわと、遠くに飛んでいきますよ。
ツリフネソウの果実は触れると、ぱちんと弾けます。
タネははじかれて、遠くに飛んでいきます。
他には、ミヤマガマズミ、マイヅルソウの果実もありました。
トンボがあちこちで飛んでいましたよ。
帽子にとまったノシメトンボは、まるでブローチのようです。
しばらくの間、そこに止まったままで、一緒に園内を回りましたよ。
他にもアキアカネ、ノシメトンボが飛んでいましたよ。
メタリックなグリーンの背中に赤い脚が素敵な、アオクチブチカメムシにも出会えましたよ。
ちいさなツチガエルが草地にピョンピョンしていましたよ。
辺りには他にも、エゾアカガエルもいました。
緑の実のように見えるのは、アキノキリンソウについた虫こぶです。
アキノキリンソウミフクレフシです。
虫こぶを開けてみると...
アキノキリンソウミタマバエの幼虫がたくさん入っていましたよ。
ルーペをのぞいて、「うわー!」といいながら、皆さん興味津々です。
こういうのは大人だって、楽しいんです。
アキノギンリョウソウの果実は、すっかり上を向いていました。
8月の中旬頃には、下向きに花が咲いていましたよ。
光合成しないで、キノコなどの菌類を栄養に育つ菌従属栄養植物です。
アキノギンリョウソウは、森の樹々と共生しているタイプの菌類(キノコ)の菌糸を分解して、養分にしていますよ。
光合成しないので緑色の葉緑体がありません。
植物なのに緑色ではないのは、そういったわけなのです。
サラシナショウマの花が咲いていました。
西岡公園では、今年はサラシナショウマの花を、ほとんど見かけません。
池の周りでは、エゾリンドウの花がたくさん咲いています。
コシロネもまだ咲いていましたよ。
他にもゲンノショウコ、ユウゼンギク、ゴマナ、ミゾソバ、アキノウナギツカミ、カリガネソウ、ハッカ、ツルニンジンなどの花が咲いていましたよ。
参加者の皆様、ボランティアガイドの皆さま、ありがとうございました。
今年度のおさんぽガイドの開催予定日は、10月8日、20日 金曜日です。
年間の予定についての詳しくはこちらからどうぞ ↓↓↓
これからの季節はウルシやハチ、ダニ等の対策のため肌を出さない装いと、歩きなれた靴で散策をお楽しみください。
皆様のお越しをお待ちしております。