10月28日「おさんぽガイド」開催しました

黄色や赤、橙色の紅葉が森を彩り、秋の色彩が鮮やかです。たくさんの雪虫もフワフワ飛んでいますよ。そんな西岡公園では、今年度最後の「おさんぽガイド」を開催しました。

双眼鏡で観察する参加者たち

秋晴れの中、落ち葉の上を歩きました。ガサガサと落ち葉の音と感触を楽しみながらの散策になりましたよ。

双眼鏡の使い方を皆さんと確認してから、たくさん実のついている樹木をのぞいてみましたよ。

赤い果実がたくさんついたアズキナシの樹

アズキナシの樹には果実がたくさんついているのが見えました。黄色く紅葉した葉と、赤い実の組合せがとてもかわいらしいです。

広場には鳥が群れで飛ぶ姿や、上空にはノスリが一羽ゆったりと翼を広げて飛んでいるのが見られました。アキアカネたちもまだ飛んでいましたよ。

ツルウメモドキの果実

ツルウメモドキの黄色の果実が三つに裂けて中から赤い仮種皮に包まれた種子が見えています。葉は淡い黄色に紅葉していましたよ。ワタゲカマツカの赤い果実

ワタゲカマツカの赤い果実は、紅葉していないしっかりとしたグリーンの葉とのコントラストが素敵です。

ワタゲカマツカの果実を観察する参加者

ワタゲカマツカは、今年はたくさん果実を付けています。

ガガイモのかじつのなかをみんなで観察

ガガイモ果実を開けてのぞいてみました。今はまだ、果実の中に種子がきっちりと並んで入っていました。もう少し経つと自然と乾燥して果実が割れて、フワフワの長い毛のついた種子がホロホロと少しずつ出てきます。種髪と呼ばれる長い毛がたくさんついた種子は、風にフワフワ飛んでいきますよ。

園内では他にも、マユミ、コマユミ、ツリバナ、ミヤマガマズミ、キミノズミ、コヤブタバコ、ヤマブドウ、ハクモクレン、クリ、ブナ、オオバボダイジュ、ヤチダモ、チゴユリ、ヤドリギ、ハリギリ、マムシグサ、ハイイヌガヤ、サラシナショウマ、コシアブラ、ミズナラなどの果実を見つけましたよ。たくさんの人の目で見るとあれこれ見つけられて楽しいですね。

湿原の様子

湿原はオオアワダチソウのフワフワの冠毛や、枯れ始めたヨシの葉や穂の淡いトーンの色彩が広がります。

森の中を歩く参加者

紅葉を見ながらの散策は気持ちが良いです。葉の一枚も、森も、映り込む池の水面も今日から明日へとまた違った色合いに変化していきます。

夏の間使われていた大きなハチの巣などの観察も出来ましたよ。

水鳥

池でマガモやカイツブリ、キンクロハジロ、コガモなどの水鳥がいましたよ。

マガモはそばに来てくれて、オスの美しい繫殖羽に換わった個体とこれから羽が換わっていく個体がいて、その違いも見比べられましたよ。だいぶん見た目が違いましたね。

ボランティアガイドさんに水鳥のオスの繫殖羽のお話も聞くことも出来ました。

園内の落葉が進んでいます。野鳥の姿もよく見えるようになってきました。今日はオオアカゲラ、アカゲラ、コゲラ、ハシブトガラ、シジュウカラ、ヤマガラ、ヒガラなどの姿も見つけましたよ。

今年度のおさんぽガイドに参加して頂いた、参加者の皆様、楽しく親切なガイドをしてくれたボランティアの皆様、ありがとうございました。

とっても楽しかったですね!

 

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