6月3日「おさんぽガイド」が開催されました

今日は気温も上がり爽やかな初夏の西岡公園です。園内では久しぶりにエゾハルゼミの大合唱が聞こえています。

参加者の皆さん

そんな西岡公園では「おさんぽガイド」が開催されましたよ。

カワセミの説明をするボランティアさん

出発前に、管理事務所で展示物を見ながら、ボランティアさんにカワセミなどの説明をしてもらいました。

ササバギンラン

ギンランやササバギンランがあちこちに生えていましたよ。

それぞれが近くにあったので比べて、違いがよくわかりました。

羽化したばかりのエゾハルゼミ

久しぶりの陽気に誘われたのでしょうか、羽化したばかりのエゾハルゼミがあちこちで見られました。葉の裏側についているのは抜け殻です。

ギンリョウソウ

ギンリョウソウの花も咲いています。

ツタウルシの花

ツタウルシが花を咲かせています。かぶれる植物なので触らないように気を付けて写真を撮ります。

シウリザクラ

他にもシウリザクラの花も見られましたよ。桜の仲間では一番遅くに咲きます。

ホオノキの花やつぼみも見られました。葉も花も冬芽も全て大きい樹木です。ミズキの花も見られましたよ。

イタヤカエデの果実

春に黄色い花を咲かせていたイタヤカエデは果実になっていましたよ。もう少し熟すと軸からはずれて、プロペラのようにくるくると舞いながら風に頼って種を遠くに届けます。

ヤナギの果実

風に頼って種子を遠くに届けるのはヤナギもそうです。ヤナギは綿毛に包まれた種子が浮力でフワフワと空中を漂っていきます。たどり着いたところが湿った土というような適した環境なら綿が水を吸い地面に張り付いて発芽することが出来ます。

空中でフワフワと漂う種子は「柳絮」(りゅうじょ)と呼ばれていて、今日は木道を歩いているとたくさん見ることが出来ましたよ。

ミズバショウの果実

こちらはミズバショウの果実です。熟すとぽろぽろと軸から外れて水に流されていきます。

ミズバショウの種子は水の流れに運ばれて新しい場所で発芽します。なるほど湿原の中を流れる川筋にミズバショウが並んでいました。

エゾヤマザクラの果実

こちらはエゾヤマザクラの果実です。熟すと黒くなります。動物や、鳥たちが喜んで食べに来ますよ。消化されなかった種子が親の樹から離れたところまで運ばれます。

今日はトンボたちにもたくさん会えました。コサナエ、モイワサナエ、ニホンカワトンボをみんなでゆっくり観察出来ました。

コバルトブルーの野鳥も見られましたよ。カワセミは水に何度も飛び込んでそのあとゆっくり羽繕いをしていましたよ。

参加者の皆さん、ボランティアガイドの皆さん、ありがとうございました。

 

次回の「おさんぽガイド」は6月10日金曜日です。

 

※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、公園をご利用される際には、以下の対策についてご協力をお願いします。

他の人と距離をあけて利用しましょう。

すいた時間、場所を選び、混んでいるときは利用を控えましょう。

マスクをつけましょう。

利用後はしっかり手洗い・うがいをしましょう。

短時間のご利用にご協力ください。

大人数の飲食・飲酒を伴う集まりは控えましょう。

皆様にはご迷惑をおかけしますが、ご理解・ご協力くださいますようお願いいたします。
ご不明な点がございましたらスタッフへお申し出ください。

これからの季節はウルシやダニ等の対策のため肌を出さない装いと、歩きなれた靴で散策をお楽しみください。皆様のお越しをお待ちしております。