【記念樹プレゼント】令和7年度(2025年度)苗木の引き換えを行いました!
令和7年(2025年)6月7日土曜日、百合が原公園にて記念樹の引き換えを行いました。
当日は雲の多い天気で、時折強い風や雨が降る時間もありましたが、多くの方にお越しいただきました。
今回、配付した苗木は以下の12種類で、合計800本余りの苗木を配付しました。
・姫ライラック
・アメリカノリノキ‘アナベル’
・斑入りオオベニウツギ
・シラタマミズキ‘エレガンティシマ’(ギンフミズキ)
・シラタマミズキ‘オーレア’
・コデマリ
・フレンチライラック
・ユスラウメ
・レッドカランツ
・バイカウツギ
・ガクアジサイ
・エゾヤマザクラ
なお、エゾヤマザクラの苗木は、北海道花の会・中道リース株式会社様よりご寄贈いただいたものです。この場をお借りして、厚く御礼申し上げます。
この記念樹の配付は、札幌市都市緑化基金の事業の一環として行っているもので、札幌市内にお住まいの方で、結婚・出産・新築など人生の節目を迎えた方を対象に、毎年実施しています。
お手元に渡った苗木が、これからの暮らしとともに健やかに育っていくことを願っています。どうぞ大切に育ててください。
【2025年さっぽろまちづくりガーデニング講座】第6回目 たねダンゴの花壇づくり
2025年5月31日土曜日、2025年さっぽろまちづくりガーデニング講座の第6回目「たねダンゴの花壇づくり」の実習を豊平公園で行いました。
講師は当協会職員でさっぽろ花と緑のネットワーク事務局を運営している齋藤聡子のほか、3名のさっぽろタウンガーデナーの方が‘たねダンゴサポーター’として実習をサポートしてくれました。
「たねダンゴ」とは、けと土や赤玉土、肥料などを混ぜた泥ダンゴにタネをつけて植え込む種まきの手法で‘たねのゆりかご’とも呼ばれています。これは発芽に必要な条件を直播より保つことが可能で、発芽後に必要な肥料もある程度の期間持続するためと言われているそうです。
植え付けや生育のしやすさ、荒地や傾斜地でも栽培できるほか、泥遊び感覚で作成できるので、子どもから大人まで楽しみながら参加できるコミュニケーション・ツールとしても注目されています。
花壇が公園の入口にあることから、華やかな色合いの植物を選び、秋のリースづくりの材料となる植物として、直根性で乾燥に強く、こぼれ種で増えるカリフォルニアポピー、ドライフラワーとしても向くヤグルマギクやセンニチコウ、ローダンセなどを植えていきます。
それでは、さっそく講師やたねダンゴサポーターさんに教わりながら、たねダンゴをつくっていきます。
まずは、二人一組で土に少しずつ水を加えながら捏ねていきます。
捏ねたり、丸める作業は、泥遊びをしている感覚や料理をしている感覚にも似ていて、自然とみなさんの表情も笑顔になり、会話も弾みます。
みるみるうちにお団子らしくなっていきます。
受講者からは、町内会や高齢者事業所でもやってみたい、たくさんの人と交流できる良いイベントだと思ったなど、今回、教わったことを自身でも実践してみたいとの感想も数多くいただきました。
最後に、みなさんで豊平公園緑のセンター前花壇に植えていきます。
今回、植えたたねダンゴが発芽し、開花するのは2か月先を予定しています。8月・9月には自主活動としてメンテナンス活動も行う予定ですので、これからどのように生長していくのか楽しみにして見守っていきましょう。
【2025年さっぽろまちづくりガーデニング講座】第5回目 一年草の花壇づくり
2025年5月24日土曜日、2025年さっぽろまちづくりガーデニング講座第5回目「一年草の花壇づくり」の屋外実習を百合が原公園で行いました。
講師は初回4月5日の講義を担当していただいた、株式会社サンガーデン取締役の土谷美紀さんです。
また、恵庭をメインに各地で活躍されているガーデナーの菅田裕子さんにもお越しいただきました。
お二人には朝早くからお越しいただき、900株以上の花苗を花壇に並べてご準備いただきました。
今年も土谷さんのデザイン、お二人の指導のもと受講者のみなさんと一緒に百合が原緑のセンター前に一年草花壇をつくっていきます。
今年の花壇は、八重咲のキンギョソウ「トゥイニーアップル」やインパチェンス、ペチュニア「さくらさくら」「桃色吐息」といったピンク系の花色に、ペチュニア「レイシャドウ」のスモーキーな色合いが‘大人可愛い’を演出しています。このほか、ロベリアやサルビアファリナセア、バーベナボナリエンシスといったブルー、紫系の花色が並び、オルラヤ、ダスティミラーの白色の植物が加わる素敵なデザインです。
「今年の花壇は柔らかく優しい感じをイメージして植物を組み合わせてみました。」と講師の土谷さん。
まずは苗を選ぶ時のポイントに続き、植え付け前の花苗の処理を学んでいきます。
キンギョソウやペチュニア、インパチェンスなど花が咲いているものは花芽を切ってから花壇に植えていきます。きれいに咲いている花を摘んでしまうことに受講者のみなさんは喚声があがるほど驚いていましたが、花芽を切って植えることで、これから花壇という新しい環境でしっかり根をおろすための手助けになるそうです。
また、植物によっては細い根のものもあれば太いものもあり、その植物によって根のほぐし方を調整することもポイント。
花壇に植えたばかりの時は色々な方向を向いている花苗ですが、花芽を摘み、根をほぐし、ふかふかの土に植え、水をたっぷりと与えてあげてしばらく経つと、みんな一斉に太陽の方向を向いていくそうです。その光景はまるで花壇のなかで仲間同士になったようで、そのときにはしっかり根付いたという証でもあるとお話をしてくださいました。
講師の手早く植え付ける様子をみなさん真剣に見入り、「苗を植えたあとは周りの土を整えることも忘れずにね」との説明に思わず頷きます。
ひと通りの説明の後、「花色と葉の色を組み合わせて配置しているので、みなさんも植え付けながら花苗の配置を確認しながら植えていきましょう。」との講師の声に、みなさんそれぞれ花壇へ並びます。
最初は躊躇しながら花を摘んだり、不安な表情で植えたりしていた受講者のみなさんでしたが、講師の土谷さんや菅田さんに質問しながら、普段植えることないたくさんの花苗を植えたことで自信につながったと話されていました。
すべての苗を植え終わった花壇は緑一色の少し寂しい花壇になりましたが、月日を経るごとに生長し、彩り豊かな花壇に変化していくことでしょう。
また、この花壇では受講者のみなさんと継続してメンテナンスを行っていく予定です。自分たちで植えた花のお手入れをしながら、一年草がこれからどのように変化していくのか一緒に見守っていきましょう。
受講者にみなさんお疲れさまでした。そして、講師の土谷さん、菅田さん、朝早くからのご準備とご指導ありがとうございました。
【2025年さっぽろまちづくりガーデニング講座】第4回目 種から育てる苗づくり②(ポット上げ)
2025年5月17日土曜日、2025年さっぽろまちづくりガーデニング講座第4回目「種から育てる苗づくり②(ポット上げ)」の講義と実習を札幌市公園緑化協会事務局で行いました。
4月19日に行った種まきの実習に引き続き、講師はピュア・ポタジェ代表の藤井純子さんに務めていただきました。
まずは資料や講師がYouTubeで公開している「上手に苗づくり~鉢上げ編」の動画をみながら、鉢上げのタイミングや間引きの方法、ビニールポットや培養土を選ぶ際のポイントなどの知識を学びます。
続いて、講師によるポット上げの方法のデモンストレーションを行いました。
講師のまわりに受講者のみなさんが集まって、ポット上げの手順を間近で観察します。土の深さや鎮圧する加減、苗がぐらついているときの対応方法など受講者のみなさんの質問に答えながら植物の生育状況に合わせた方法を教えてくださいました。
しっかり学んだ後は、各自が育ててきた苗のポット上げを実践します。
受講者のみなさんが自宅から持ち寄った苗は、お一人お一人違っていて「同じ日に種まきしたのにね」「どんな場所に置いていたの」という声が聞こえてきます。
種まき後の管理や環境が異なると生長にも違いがでることを実感され、お互いの管理方法や育てた環境について教えあい、大きく育っている方の成功例を聞いて、次に繋げようとお話されている姿が印象的でした。
また、講師から摘芯をする際の切る箇所の見分け方についても説明があり、みなさん真剣に講師の手元を観ていました。
約1か月後の6月21日には、みなさんが種まきをして自ら育てた苗を使って小さなポタジェ(寄せ植え)をつくります。どんな寄せ植えが完成するのか楽しみですね。
昨秋に寄せ植えしたチューリップとパンジー・ビオラの写真が届きました!
昨年の10月29日に開催した、札幌市都市緑化基金講習会「春待つ秋の寄せ植えコンテナづくり~チューリップとパンジー・ビオラを使って~」を受講されたみなさんから、春を迎えた寄せ植えコンテナの開花の様子を写真におさめて送っていただきました。
北国の厳しい冬を乗り越え花開いた花たちをぜひご覧ください。
なお、写真の掲載順は開花順ではありません。お送りいただいた順に掲載させていただきます。
昨秋の講習会では、札幌を緑豊かな街にするため、自宅周辺など身近な場所で花や緑を育てるきっかけとなるよう、雪の下で越冬するパンジー・ビオラと雪解け後に開花するチューリップの球根を使った寄せ植えコンテナを一人1個作成し、ご自宅で冬の間の栽培管理にチャレンジしてもらいました。
一番早い方で4月8日に写真を送っていただきました。
「玄関ポーチの中で冬越しをしたので少し心配でしたが、無事チューリップも咲き始めて良かったです。」とのコメント付きで、まだ寒い時期でしたが、この知らせのおかげで、心はほっとあたたかな気持ちになりました。
その後、みなさんからの写真が続々と届きます。
春のやわらかな日差しの中、かわいらしく咲いていますね。
講習会では咲いた時をイメージして球根を並べましたね。
赤色のチューリップも黄色のチューリップもかわいらしいですね。
こちらはチューリップとシックなパンジー・ビオラの色合いが素敵です。
カラフルな色合いも観ていて和みますね。
濃いイエローと淡いイエローのチューリップの組み合わせが元気をくれますね。これから咲いてくるパンジー・ビオラがどんな色合いなのか楽しみですね。
チューリップ・パンジー・ビオラに加え、ムスカリや鳥のガーデンオーナメントが素敵な空間をつくりあげています。
ゼラニウムの鉢と一緒に撮影してくださいました。
「5本のチューリップが綺麗に咲きました。赤系グラデーションが綺麗でとても幸せな気分になりました。」とのコメントもいただいています。
玄関先にこんな素敵な花々があると癒しの空間になりますね。
カラフルで可愛らしい色合いが目を引きます。
淡い花色が凛とした印象でお庭の中で映えます。
赤・白・黄色のチューリップと落ち着いた色合いのパンジー・ビオラがおしゃれです。
この冬は、全国的に低温傾向で、札幌も3月下旬になっても大雪が降る日もありましたが、そんな北国の厳しい冬を乗り越え、みなさんが製作したコンテナに色とりどりのチューリップや、パンジー・ビオラの様子を拝見することができて、大変嬉しく思います。
今回、写真をお送りいただいたみなさんありがとうございました。
















































