旭山記念公園で現在よく見られる昆虫をまとめて写真で紹介します。
写真の多くはここ数日の間に撮影したものですが、一部古いものを使っています。
◎トンボ目
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オニヤンマ
森の家の周りとつり橋付近で見る機会が多いです。
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ノシメトンボ
今いちばんよく見るとんぼ、羽の端が茶色いのが特徴です。
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アキアカネ
「赤とんぼ」、まだ赤くなっていません。
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ナツアカネ
アキアカネとの違いは、顔が赤くなることと胸の横の黒い模様の形です。
今日撮影したこの個体は顔が赤くなり始めています。
ナツアカネは数年前まで激レアでしたが、ここ3年で少しずつ見る機会が増えてきています。
◎バッタ目
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ミカドフキバッタ (ミヤマフキバッタ)
10月まで長い間見られるバッタです。
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ハネナガキリギリス
きりぎりす、森の家の横や展望台周辺の草むらで鳴き声はよく聞きますが、姿はなかなか見られない、忍者のような虫です。
◎カメムシ目
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エゾゼミ
今年はエゾゼミがとても多くて、昼間は「ヴィーン」という鳴き声が公園内の森からいつでもどこでも聞こえてきます。
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アブラゼミ
今年は加えてアブラゼミも多いため、昼間の森はにぎやかすぎるくらいセミの鳴き声に満ちています。
アブラゼミは夕方にもよく鳴きますが、エゾゼミは昼過ぎまでしか鳴かないため、夕方に聞こえるのはアブラゼミの声です。
◎コウチュウ目
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ミヤマクワガタ 雌
昨日、森の家の前を歩いていましたが、雌は林縁部で歩いている姿を意外とよく見かけます。
しかし雄はほとんど見なくなりました。
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アオカナブン
青光りする美しい甲虫、日差しを浴びて飛ぶと輝きます。
このところ森の家の回りで見られることが多いです。
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キマワリ
その名の通り枯れ木や丸太の周りをよく歩いています。
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ヒラタシデムシ
地面を歩く「森のお掃除屋」。
◎ハエ目
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ヤマトアブ
人にまとわりついたり建物の中に入ってくるアブです。
刺されたり噛まれたりしますが、体にとまった場合、スズメバチではないことを確認して手で追い払うことができます(またすぐにやって来るかも、ですが)。
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シオヤアブ 雄
雄は尻尾の先の白い毛が特徴です。
こちらは人が近寄るとすぐに逃げ、人の体にとまることはほとんどありません。
◎チョウ目
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ウラギンスジヒョウモン
ここ2年ほどは、旭山で最も多く見られるヒョウモンチョウです。
しかし今年は数が少なく、この種のみならずヒョウモンチョウ全体が少ないです。
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クロヒカゲ 雌
クロヒカゲは昨年は夏にもっとも多く見る蝶でしたが、今年は少ないです。
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ヒメキマダラヒカゲ
代わって、今年の夏いちばんよく見る蝶です(元々多い種類ではあります)。
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ヒロオビトンボエダシャク
蛾の仲間ですがはっきりとした模様をしています。
ひらひらふわふわと木と木の間を飛びます。
◎ハチ目
オオハキリバチ
森の家の近くなどで時々見かけます。
あまり人を刺すことはないですが、刺されると危険に及ぶ可能性もあるので、近寄らないに越したことはありません。
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ケブカスズメバチ (キイロスズメバチ)
危険です、近寄らないでください。
もし体の周りを飛んでいたら、ハチの方から飛んで離れて行くまでじっとしていてください、そうすれば刺されません。
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エゾオオマルハナバチ
マルハナバチの仲間はめったに刺さないですが、念のため注意はした方がいいでしょう。
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旭山は虫捕りシーズンたけなわといったところです。