毎週お送りしている旭山記念公園野鳥情報です。
2018年3月10日(土)、ここ最近の旭山記念公園と札幌市旭山都市環境林の野鳥の動きをまとめました。
この野鳥情報は、旭山で野鳥観察を続けておられる方からご提供を受けたものも含まれています。
◎本日行われた「旭山野鳥観察会」の出現種(順不同)
ハシブトガラス、ハシボソガラス、カケス(亜種ミヤマカケス)、マヒワ、ウソ、
イスカ、エナガ(亜種シマエナガ)、ゴジュウカラ(亜種シロハラゴジュウカラ)、シジュウカラ、ハシブトガラ、
ヤマガラ、ヒガラ、キクイタダキ、ヒヨドリ、アカゲラ、
コゲラ・・・計16種
ウソとイスカは観察会開始前の情報です。
本日は冬の間比較的よく見られる種の中で、シメ、ツグミ、ヤマゲラ、クマゲラが見られませんでした。
観察会開始15分後に森の家近くのカラマツの辺りでシマエナガ2羽が間近で見られました。
キクイタダキは風の丘下の松と展望台横の松にいましたが近くでは観察できませんでした。
◎今週のシマエナガ情報
今週は森の家から風の丘にかけて及び第2駐車場から藻岩山登山道入口付近にかけての辺りでよく見られましたが、それらはすべて2羽での観察情報でした。
このところ森の家から風の丘の間そしてつり橋付近の沢一帯で見られる機会が多い傾向にあります。
シマエナガの情報は森の家までお越しください。
写真は本日撮影したシマエナガ。
11時15分頃、風の丘から巨木の谷の間の斜面に2羽で来ていました。
◎トピックス
・イスカ
本日3月10日(土)、園内で数羽の群れの観察情報がありました。
3月6日(火)にも確認されましたが、2月下旬からイスカの情報が増えてきています。
ただしどれも1日だけで連続した記録ではないため、通過だけの可能性があります。
イスカは例年5月上旬まで見られ、これからも観察記録が出てくると思われます。
・ノスリ
今週も公園内で観察されています。
◎冬期間見られる鳥情報
・キクイタダキ
このところ見られる頻度が落ちてきていますが時期的にはまだ見られる頃です。
今日は風の丘と展望台で見られました。
・ツグミ
園内でよく見られ声も聞かれますが単独か数羽です。
・マヒワ
今週も鳴き声はよく聞かれ、風の丘付近や森の家裏のカラマツによく来ます。
マヒワがシラカンバの種子を食べた殻が雪面に落ちているのをよく見ます。
・ウソ
声を聞く機会は比較的多く、また近くで観察できたという情報も多くなってきました。
・シメ
第1駐車場周辺で比較的よく見られます。
・カケス(亜種ミヤマカケス)
今週も「ピュー」「ヒュ」というような声で他の鳥の鳴き真似をする姿が観察されました。
先週からこちら、第1駐車場から森の家にかけての辺りでの観察が多く、以前のつり橋付近からよく見られる場所が変わってきているようです。
◎留鳥情報
・クマゲラ
今週は園内の近くで見られたという情報がありました。
この先まだ見られる機会はあると思われます。
・ヤマゲラ
今週も比較的よく声が聞かれ、観察する機会も引き続き多くなると思われます。
・アカゲラ
園内西側エリアでよく見られますが、そろそろドラミングも聞こえてくるようになりました。
雄同士のけんかはまだ観察されていません。
・オオアカゲラ
雄の個体が散発的に公園内や都市環境林で観察されています。
ハクセキレイ
噴水広場付近から住宅街側で相変わらず声をよく聞きます。
・シジュウカラ、ヤマガラ、ヒガラ、ゴジュウカラ、コゲラ、ヒヨドリ、ハシブトガラス、ハシボソガラス
よく見られます。
次回は3月17日(土)に上げる予定です。
旭山でのバードウォッチング、皆様が多く見られるよう願っております。