– 札幌のまちなみを見渡せる、自然豊かな公園 –

旭山の生き物たち2017年9月18日(月)

2017年9月18日(月)

この1週間に見られた動植物をまとめた「旭山記念公園の生き物たち」です。

 

◎脊椎動物編

20170918Ezorisu

エゾリス

今の時期は昼間でも活動していて出会う機会が多いです。

 

 

20170918Shimaenaga

エナガ(亜種シマエナガ)

昨日の野鳥情報の記事でも触れましたが、9月15日に「栗の木デッキ」付近で10羽ほどの群れが1時間ほど餌を探していました。

同じ辺りでこれだけ長い時間餌を取るのは珍しいといえます。

しかしあまり低い位置には降りて来ず、この写真もトリミングしたものです。

 

 

20170918Ezoakagaeru

エゾアカガエル

まだ小さな個体が「巨木の谷」の「インディアンテント」付近にいました。

 

◎昆虫編

20170918Himeakatateha

ヒメアカタテハ

9月17日(土)、今年初めて旭山で確認しました。

秋の蝶の代表格、多く見られます。

 

 

20170918KurohikageF

クロヒカゲ 雌

クロヒカゲが翅を広げてとまるのは珍しい。

前翅の端が白っぽいこれは雌の個体です。

 

 

20170918Himekimadarahikage

ヒメキマダラヒカゲ 雌

ヒメキマダラヒカゲは今年非常に多く見られ、園内至る所で飛んでいます。

この個体は翅の特徴から雌であると思われます。

 

 

20170918Menokotsuchihanmyou

メノコツチハンミョウ

青光りする秋のコウチュウ。

触ると炎症を起こす成分を分泌します、決して触らないでください。

 

 

20170918AbuASP

スズメバチに擬態するアブ

正式な種名は分かりませんが、ぱっと見確かにスズメバチのように見えます。

しかしとまったところをよく見るとアブの仲間でした。

 

 

20170918AbuBSP

マルハナバチに擬態するアブ

もう1種、マルハナバチに擬態するアブの仲間もいました。

こちらも正式な種名は分かりませんが、アブの世界もいろいろ知ると面白そうです。

 

 

20170918Seiyouoomaruhanabachi

セイヨウオオマルハナバチ

外来種、おしりが白いのが特徴。

旭山では「展望台」から「噴水広場」にかけてで比較的よく目にします。

 

 

20170918Seiyoumitsubachi

セイヨウミツバチ

「展望台」付近で撮影したものですが、こちらも「森の家」がある園内西側ではあまり見ることがありません。

なお、この花はセイタカアワダチソウですが、園内どこにでもたくさんあるオオアワダチソウではなく、園内ではこれを撮影した場所と他の2カ所でしか確認されていません。

セイタカアワダチソウは茎に毛が生えており、オオアワダチソウはまったく無毛であることで識別できます。

 

 

◎植物編

20170918Ezonokongiku

エゾノコンギク

今年は花の開花が少し遅めだと感じていましたが、ようやく園内各所で花がたくさん見られるようになってきました。

 

 

20170918Kitakobushi

キタコブシの種子

登山道入口付近に落ちていました。

 

 

20170918Hauchiwakaede

ハウチワカエデ

「つり橋」付近にあるこの木一本だけがもう紅葉していました。

病気にかかってしまっているかもしれません。

 

 

台風の影響により、園内も落枝や倒木が出る恐れがあります。

天候と天気予報を見て、無理な外出はお控えください。