毎週お送りしている旭山記念公園野鳥情報です。
2017年7月15日(土)、この1週間の野鳥の動きをまとめました。
なお、この野鳥情報は、旭山記念公園で野鳥観察を続けておられる方からご提供を受けたものも含まれています。
◎夏鳥情報
・キビタキ
園内5カ所(森の家から藻岩山登山道にかけて、風の丘周辺、学びの森周辺、遊具広場(ハルニレ広場)、第一駐車場入口付近の森)でまだ囀りをしています。
近くで声が聞こえたら木の枝を探してゆけば姿が見られます。
・オオルリ
藻岩山登山道南側とつり橋下流のいずれも公園範囲外で時々囀りが聞かれます。
・コルリ
この1週間は声を聞いていません。
・クロツグミ
朝と夕方に園内西側エリア特に風の丘付近で囀りがよく聞かれますが、昼間でも聞こえることがあります。
・センダイムシクイ
囀りを聞くことは少なくなりましたがまだ「ヒッ」という地鳴きはまだよく聞かれます。
・ウグイス
ここ1週間囀りを聞いていません。
・ヤブサメ
姿を見る機会も囀りを聞くことも少なくはなってきましたがまだ探せたり出くわす可能性はあります。
・メジロ
主にヤマグワの実を食べに行動していて「チュルチュルチリ」という囀りを聞くことが多くなっています。またヤマグワは木が低いのでいつもより低い位置で見られる可能性も高くなっています。
・ホオジロ
本日幼鳥2羽が「ミュンヘンの森」付近にいました。雄は展望台で時々囀りしていますが、もしかしてもう子離れをしたのかもしれません。
・アオジ
今年は公園内で繁殖しなかったのか、例年より園内西側エリアで出会ったり地鳴きを聞く機会が少ないです。
・イカル
時々園内の木に数羽でやって来て囀りが聞かれることもあります。
・カワラヒワ
囀りがまだ時折聞かれます。
・キセキレイ
今年は見る機会が少ないと感じています。
・ハクセキレイ
ちびっこ広場から展望台にかけての辺りでまだ時々見られます。
・アオバト
声を聞く機会も少なくなってきましたがまだ8月いっぱいは日に何度か聞かれると思います。
・キジバト
森の家の周りでは時々声が聞こえたり姿が見られたりします。
・ツツドリ
ここ1週間は声を聞いていません。
◎留鳥
・クマゲラ
今週は森の家の周りでは見られませんでした。
・アカゲラ
主に園内西側で見られます。
・コゲラ
園内西側で比較的よく見られたり声が聞こえてきたりします。
※ヤマゲラ、オオアカゲラは今週は確認していません。
・ゴジュウカラ
比較的よく見られます。
・シジュウカラ、ハシブトガラ、ヤマガラ
本日11時半頃「風の丘」付近で「鳥のようちえん」、何種かのカラ類などの集団が見られました。
今日はそこにエナガ(亜種シマエナガ)とセンダイムシクイ、メジロも混じって行動していました。
数はまったく分からないですがすべて合わせて20羽以上はいたと思われます。
お盆の頃までは「鳥のようちえん」に出くわすことがありますので、園内散策や観察の際には注意して見てみてください。
「チッ」「ビーッ」といった地鳴きの声が何種類も混じっていると近くに「鳥のようちえん」があります。
・ヒガラ
ヒガラはあまり「鳥のようちえん」には参加しませんが、単独でまだよく囀りしています。
針葉樹を探すのがポイントです。
◎エナガ(亜種シマエナガ)情報
先にも触れましたが、本日7月15日11時前から1時間ほどの間に3回ほどシマエナガの群れに遭遇しました。
1回目は9時45分頃、森の家の外、「ポートランドの森」辺りで3~5羽(声による推定)、2回目は10時10分頃噴水広場の下斜面(3~5羽声と目視情報による)、3回目は11時頃先述の「風の丘」付近でやはり3から5羽。
シマエナガは行動範囲が広いため、それらが同一個体であって移動して回っていることは想像できますが、そうとは断言できないので、最大で3つの別の群れがある可能性があります。
本日及び昨日(7月14日)旭山記念公園と札幌市旭山都市環境林で確認された鳥・・・24種
ハシブトガラス、ハシボソガラス、スズメ、カワラヒワ、ホオジロ、
アオジ、メジロ、エナガ、ゴジュウカラ、シジュウカラ、
ハシブトガラ、ヤマガラ、ヒガラ、キビタキ、オオルリ、
クロツグミ、ヤブサメ、センダイムシクイ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、
アカゲラ、コゲラ、アオバト、キジバト
写真はホオジロ幼鳥です。