毎週お送りしている旭山記念公園野鳥情報です。
2017年7月7日(金)、小暑、七夕、この1週間の野鳥の動きをまとめました。
なお、この野鳥情報は、旭山記念公園で野鳥観察を続けておられる方からご提供を受けたものも含まれています。
◎夏鳥情報
・キビタキ
森の家から藻岩山登山道入口にかけての辺り、風の丘、遊具広場でまだよく囀りしており、森の家の近くでは時折散策路近くに来て姿を目視できることがあります。
・オオルリ
藻岩山登山道近くと園内つり橋付近特に下流側から時折囀りが聞こえてきますが、頻度は落ちました。
・コルリ
7月2日に森の家の近くで囀りを聞きましたが、それ以降は聞いていません。
・クロツグミ
朝9時頃までと夕方16時過ぎくらいから、森の家の周りをはじめとした公園西側エリアで囀りがよく聞かれます。
・センダイムシクイ
園内の森での囀りも少なくなってきました。
・ウグイス
ここ1週間ほど囀りを聞いていませんがお盆前まではまだ鳴く可能性があります。
・ヤブサメ
囀りを聞くことは少なくなってきましたが、「キュキュッ」という地鳴きはよく聞かれ、その声を追っていけば姿も時折見られます。
・メジロ
先週よりも囀り及び「キューッ」「キュルキュル」という地鳴きを聞くことが多くなりました。
メジロはヤマグワの実が大好物ですが、実が黒く熟してよく食べに来ていることと関係があるかもしれません。
・ホオジロ
幼鳥2羽を連れた親子4羽で展望台の周りで行動しています。
本日7月7日には散策路で親鳥が幼鳥に給餌する姿も見られました(下写真)。
幼鳥が大きくなると森の家から「ミュンヘンの森」にかけて及び「風の丘」付近でも見られるようになります。
・アオジ
今週も囀りがあまり聞かれず、「チッ チッ」という地鳴きも今週は少なかったように感じられます。
・イカル
時折園内で囀りが聞かれますが朝に多い傾向にあります。
・カワラヒワ
囀りは少なくなりましたが「キリコロキリー」という声はよく聞かれ姿もよく見られます。
・キセキレイ
第2駐車場周辺で時折見られます。
・アオバト
今週は鳴き声も先週より聞く機会が少なくなったと感じられます
声はやや遠くから聞こえることが多く観察は双眼鏡がなければ難しいです。
・キジバト
時折見かけたり声を聞いたりします。
・ツツドリ
山からの声もいつも鳴いているという感じではなくなってきました。
◎留鳥
・クマゲラ
巣立ち幼鳥2羽と思われる個体が森の家の近くによく現れます。
先週は雄の親と雄の子2羽で来ていて、親はまだ子に給餌していました。
今日は森の家の周りでは確認できませんでした。
・ヤマゲラ
もう大声で鳴くことはほぼなくなり、時折森の家の周りで時々「キュッ」という弱い声を聞き姿を見ることがあるくらいになりました。
・オオアカゲラ
ここ1週間は確認していません。
・アカゲラ
7月4日に頭部がすべて赤い巣立ち幼鳥を1羽確認しました。
7月7日、本日、「栗の木デッキ」近くにアカゲラの羽が散乱していましたが、羽1本や2本ではなかったので、換羽(季節や成長による羽の抜け替わり)ではなく、どうやら猛禽類かカラスの餌食になったようです。
それが幼鳥か成鳥かは分かりませんでした。
・コゲラ
普通に見られるようになってきました。
・ゴジュウカラ
よく見られるます。
・シジュウカラ
巣立ち幼鳥を連れた群れが見られます。
今朝見た幼鳥はもう黄色みがなくなっていました。
・ハシブトガラ
今週もあまり姿を見かけませんでしたが、このようなことは初めてです。
・ヤマガラ
先週巣立ち幼鳥を確認しましたが、比較的よく遭遇します。
・ヒガラ
今週も針葉樹で囀りがよく聞かれます。
ヒガラの場合は6月上旬に一度囀りがあまり聞かれなくなり、下旬になってまた聞かれることが多くなりました。
・ハクセキレイ
展望台周辺で今年は姿を見ることが多いです。
・スズメ
第2駐車場から道路にかけてでよく見られます。
◎亜種シマエナガ
この1週間では姿や声は確認できませんでした。
■2017年7月7日(金)に旭山で確認された野鳥・・・23種
ハシブトガラス、ハシボソガラス、スズメ、イカル、カワラヒワ、
ホオジロアオジ、メジロ、ゴジュウカラ、シジュウカラ、
ハシブトガラ、ヤマガラ、ヒガラ、キビタキ、オオルリ、
センダイムシクイ、ヤブサメ、ヒヨドリ、ハクセキレイ、アカゲラ、
コゲラ、アオバト、キジバト
写真はホオジロの給餌と巣立ち幼鳥です。