旭山記念公園「森の家」の近くの丘に、ヤドリギをたくさんつけたハルニレの大木があります。
その下にヤドリギが落ちていました。
なお、このヤドリギは厳密には「変種アカミノヤドリギ」ですが、この記事では通称の「ヤドリギ」と表記してゆきます。

雪の上に落ちていましたが、見ると赤い実がたくさんついていました。
木の上にあるヤドリギの実は鳥が食べたためほとんど残っていませんが、これは実が残っているということは、冬の初めに落ちて上に雪が積もったものと推測されます。
つまり、冬の間「冷凍保存」されていたわけですね。
拾って「森の家」に運び、展示することにしました。

展示は屋内ではなく、玄関先の足洗い場の上に吊すことにしました。

このヤドリギは根がない状態で、寄りついた先の木の枝がついておらず、根元から折れて落ちたものと思われます。
強い風を受けて折れたのかもしれないですね。

赤い実も「くきわかめ」のような緑の葉も近くで観察できます。

赤い実の中には、まるで糸のような粘着質の液体でぶら下がっているものもありました。
などなど、ヤドリギはほとんどが高い木の上の方にあって近くで見ることができないので、ヤドリギを観察するには絶好の機会ですよ。

「森の家」の前に吊してあり、閉館時でも観察することができます。
植物好き、生き物好き、自然好きの方、ぜひ観察にいらしてください。