– 札幌のまちなみを見渡せる、自然豊かな公園 –

旭山の花や虫2020年8月9日

旭山記念公園と旭山都市環境林でその時に見られる生きものを、毎週、写真で紹介します。

2020年8月9日 日曜日

 

まずは虫から。

アカエゾゼミ2020年8月9日

アカエゾゼミ
今年はアカエゾゼミの姿をよく見かけます。
エゾゼミとコエゾゼミは毎年そこそこ見られていましたが、アカエゾゼミは昨年まで旭山ではレア種といえるほどでした。
(もっとも、鳴き声だけではエゾゼミとは区別できていなかった可能性は低からずありそうですが)。
何があったのでしょう。

 

ナツアカネ2020年8月9日

ナツアカネ
本日、今年初めて確認。
例年、多くはないものの探せば確実に見つけられるくらいにはいます。

 

アキアカネ2020年8月9日

アキアカネ
こちらは旭山で最も多いトンボ。
この個体はまだですが、もう真っ赤になっているものも見られるようになりました。
先週から今週の間に立秋を過ぎました。

 

セマダラコガネ2020年8月9日

セマダラコガネ
この種は茶の地色に黒い斑のタイプが多いのですが、これは黒色型、ここでは初めて見ました。

 

アカハナカミキリ2020年8月9日

アカハナカミキリ
今年の旭山はハナカミキリ類が種類も数も非常に少なかったのですが、このアカハナカミキリだけは例年と変わらないくらい見られています。

 

キマワリ2020年8月9日

キマワリ
見た目や動きがどことなくユーモラスなキマワリ、今年もよく見ます。
この時は森の家の壁にいました(なぜだろう)。

 

ミヤマカラスアゲハ2020年8月9日

ミヤマカラスアゲハ
8月6日に動画を上げたミヤマカラスアゲハの別ショット。

 

ウラギンスジヒョウモン2020年8月9日

ウラギンスジヒョウモン
今年はヒョウモンチョウが少ないです。
例年なら普通に多く見られるこの蝶もたまに見られるだけ。
今年だけのことだといいのですが・・・

 

コミスジ2020年8月9日

コミスジ
今年もよく見られています。

 

シータテハ2020年8月9日

シータテハ
こちらも今年は多く見られていますが、でも、森の家の周りでよく見られるのは同一個体かもしれない。

 

アカシジミ2020年8月9日

アカシジミ
もうひとつ、今年は多く見られている蝶。
色がだいぶ薄くなってきていました。
似た仲間のムモンアカシジミがいないかと探しています。

 

メスアカミドリシジミ雌2020年8月9日

メスアカミドリシジミ雌
近くに青緑に輝きながら舞っているミドリシジミ雄がいましたが、メスアカミドリシジミの雄かどうかは分かりませんでした。
雌はこうしてとまって翅を広げてくれました。

 

コキマダラセセリ2020年8月9日

コキマダラセセリ
先週も紹介しましたが、今年は多く見られています。

 

オオシロオビアオシャク2020年8月9日

オオシロオビアオシャク
先週から今週にかけて何度か見られました。

 

7日金曜日から本日9日日曜日まで見られた主な昆虫(五十音順)
アカエゾゼミ、アカシジミ、アカハナカミキリ、アキアカネ、アブラゼミ、
イナゴモドキ、ウスバカミキリ、ウラギンスジヒョウモン、エゾオオマルハナバチ、エゾスジグロシロチョウ、
オオシロオビアオシャク、オオハキリバチ、オニヤンマ、カラスシジミ、キタクロナガオサムシ、
キバネセセリ、キマワリ、ケブカスズメバチ(キイロスズメバチ)、クロヒカゲ、コエゾゼミ、
コキマダラセセリ、コミスジ、シータテハ、シオヤアブ、ジョウザンミドリシジミ、
シンジュサン(幼虫)、セイヨウオオマルハナバチ、セマダラコガネ、センチコガネ、ナツアカネ、
ノコギリカミキリ、ハネナガキリギリス、ヒメキマダラヒカゲ、ヒラタシデムシ、ヒロオビトンボエダシャク、
ミカドフキバッタ、ミヤマカラスアゲハ、ミヤマクワガタ、メスアカミドリシジミ、モンキチョウ、
モンスズメバチ、ヤマキマダラヒカゲ、ルリシジミ、ルリボシカミキリ

オニヤンマはまだ写真が撮れていませんが、日に何度か見かけるようになりました。
シンジュサン、大きな蛾の大きな幼虫の観察情報が多く出ていますが、人間の指ほどある大きな芋虫で、そろそろ蛹になり、羽化して小鳥より大きな蛾になります。
きりぎりす(ハネナガキリギリス)は鳴いてはいますが少ないです。

 

 

続いて花。

ゲンノショウコ2020年8月9日

ゲンノショウコ
咲き始めました。

 

カタバミ2020年8月9日

カタバミ
クローバーではありません。

 

ウド2020年8月9日

ウド
ぼんぼりのような、花火のような花。

 

オオイタドリ2020年8月9日

オオイタドリ
8月に多い花。

 

クズとハリギリ2020年8月9日

クズとハリギリの花
ハリギリに巻き付いたクズ、どちらも花が咲いていました。
タテ長の紫色のものがクズ、ハリギリは真ん中辺りの白っぽいわしゃわしゃとした塊が花。
クズはぶどうのようないい匂いがします。
ハリギリは黒い実がなり、冬の鳥たちの食料になります。

 

ヌスビトハギ2020年8月9日

ヌスビトハギ
花もまだまだたくさん咲いていますが、花が終わった「ひっつき」もだいぶできてきました。

 

 

7日金曜日から本日9日日曜日まで見られた主な自生種の花(五十音順)
イワガラミ、ウツボグサ、エゾアカバナ、エゾゴマナ、エゾタチカタバミ、
オオイタドリ、オオバコ、カタバミ、キンミズヒキ、クサギ、
クズ、ゲンノショウコ、コウゾリナ、ダイコンソウ、タラノキ、
ツユクサ、ツルアジサイ、ヌスビトハギ、ヌルデ、ハエドクソウ、
ハリギリ、ヤナギタンポポ、ヤマハギ、ヨツバヒヨドリ

エゾゴマナが咲き始めました。

 

 

7日金曜日から本日9日日曜日まで見られた主な外来種の花(五十音順)
エゾノギシギシ、オオアワダチソウ、キクニガナ(チコリ)、シロツメクサ、ヒメジョオン、
ブタナ、フランスギク、ヘラオオバコ、ムラサキツメクサ

 

 

オニグルミ黄葉2020年8月9日

最後に1枚、オニグルミの葉は8月に入るともう黄色くなってきます。

 

明日は山の日、祝日、旭山散策日和となるといいのですが。