2月の中旬になりましたが今年の西岡公園は積雪が少ないです。
この冬はこのまま雪が少ないまま終わるのでしょうか?
それでも生きものは冬を越え春に向けて準備をすすめます。
樹々の枝先には小さなふくらみを持った冬芽(ふゆめ)がついています。
その小さな粒のなかには、葉や花になるものが折りたたまれていて、春を迎えるとみごとに展開されていきますよ。
多くの冬芽は芽鱗(がりん)とよばれるウロコのようなもので覆われ、中に入っているの芽を寒さや乾燥から守っています。芽鱗は天然の樹脂、ガム、ロウなどで補強されていて丈夫で防水性がありますよ。
管理事務所では園内で見られる様々な樹種の冬芽のついた枝を展示しています。
自然の造形の美しさと不思議をゆっくりルーペで観察出来ますよ。
芽鱗の無い冬芽もありますよ。
どうして芽鱗がなくても大丈夫なんでしょうか?
ゆっくり観察してみるといろいろな考えが浮かびそうです。
冬芽は、樹種によって形や大きさはさまざまですよ。
冬芽を観察して樹種を当てることも出来ますよ。
管理事務所では西岡公園のボランティア「植物の会」の皆さんが作ってくれた冬芽の写真と見分け方のヒントが入っているラミネート資料(100円)を販売しています。
ハンドブックも販売しているのでもっと知りたい人はお買い求めください。