先日の西岡さかな組活動日
雨が降りそうな雲行きの中、さかなの調査に出かけました。
今回は通称「イバラの滝」で特定の魚種を見つけられたら・・・という調査です。
今回は公園内奥地へと歩を進めたちょっと冒険感のある調査となりました。
気温が低いものの蚊とマダニの心配があることから、モスキートネットを被って完全防備で向かった先で、先輩たちがリードして順調に調査を進めます。
狭い・細い・流れが緩いという条件の中で取れる魚とは・・・
活動中、中学生スタッフはカメラ片手に記録係と安全見守り係を勤めます。
みんなで何が捕れたのかドキドキの同定タイムです。
(同定とは・・・生きものの名前や分類を調べる作業)
結果、今回の目標にしていた生きものは・・・
捕れました!!
イバラトミヨです。
ここ数年はトミヨ属淡水型と呼ばれるようになったのですが、西岡さかな組では親しみをこめて今でも両方の名前で呼ばれています。
調査地である「イバラの滝」はトミヨの名前から命名されました。
繁殖期のオスが営巣する珍しい生態の魚です。
この日は他にフクドジョウにスナヤツメ、ツチガエル
ニホンカワトンボやホンサナエのヤゴを発見しました。
恒例のスケッチを行ったあとはスタッフからの生きもの解説タイムです。
昨年度イバラトミヨ(トミヨ属淡水型)についてまとめて発表した中学生スタッフから
さかな組のみんなにこの魚についてのお話をしてもらいました。
このような感じでこの日の活動は終了。
魚たちにはすぐ川に帰ってもらったのですが、イバラトミヨ(トミヨ属淡水型)のオスには少し管理事務所に残ってもらい展示しています。
興味のある方は是非西岡管理事務所までお越しください!
その他、4月の調査で残ってもらっていたオタマジャクシはエゾアカガエルの姿に変態してきました。
そろそろ巣立ちのときです。
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・西岡さかな組では特別に許可をとって生きものの採取・観察を行っています。
・本来公園内での動植物の採取・捕獲、園路から外れる行為は禁止となっております。
皆様のご理解とご協力をお願いいたします。
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