日本庭園内水琴窟の再生

去る7月3日に日本庭園内の四阿脇にある水琴窟の改修作業が行われました。


作業をしてくださったのは、札幌造園技能士会の皆さんです。


水琴窟の音が聞こえづらいのでその再生と、札幌の造園技術者の方々の技術向上・技術継承を目的として、札幌造園技能士会の皆さんにご協力いただき行われたものです。



水琴窟の構造に関しては、こちらを見ていただけると分かりやすいと思います。


こんな時にしか、中の構造を見る機会なんてありません。


中にはこんな甕が入っているんだ(p_-)


この水盤に水が滴り落ちて、その音が甕の中で響いて、地上に響いてくるんだ♪


へぇ~(@_@)


と、感心しながら私は観ていたのです。が・・・


その再生作業の中で、この甕と水盤の組合せが、今ひとつ良くなく、音が鳴りづらいのでは?と言うことになり、違う形状のもので試してみてはと言うことで、現地の有りもので実験を繰り返しました。


しかし、時間切れと、水盤の替わりとなり得る器不足から、今回の再生作業は完了しませんでした。


今現在、技能士会の皆さんが甕と水盤との組合せがどれがベストなのか調査中です。

しばらくの間、水琴窟の音をお聞きいただくことはできません。次回の作業の際に甕と水盤とのベストコンビを埋め込み、水琴窟の音を楽しんでいただけるようお願いしています。


その時に、こちらのホームページ等でご案内しますので、ご興味のある方は、是非、現地にて再生するまでの過程をご観覧いただければと思います。

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