初夏となり、気温が上がってきて、マダニの活動が活発になってきました。
自然観察・撮影や散策の際には、マダニにはくれぐれもご注意ください。
◎マダニへの注意
■マダニは笹薮の中に住んでいて、人間や他の動物が笹薮の中を通ると服や帽子や体にくっつき、血を吸って大きくなり、子孫を残そうとします。
笹薮には近づかないでください。
笹に触れなければ、くっついて来る可能性はほとんどありません。
旭山記念公園と旭山都市環境林は散策路が設けられておりますが、道から外れて笹の中に入ることは避けてください。
■笹に入ってしまった場合、すぐに帽子や服や靴を手で払い、なるべく早く着替え、可能であればすぐにシャワーを浴びたり入浴したりしてください。
◎犬は特に注意
■犬を連れて散歩する方へ、犬はリードをしていても笹に近づいたり笹の中に入ったりすることがありますが、犬にはマダニがつきやすいです。
犬についた場合、犬に触れると人にも移ることがあり、家庭内や車の中でも犬から人に移るということが起こり得ます。
◎もしマダニにかまれたら
■マダニにかまれていることに気づいたら、すぐに病院に行き、適切な処置をしてもらってください。
決して自分で除去しようとはしないでください。
マダニが皮膚をかんだ「頭」が残ってしまう場合があり、後で非常に困ったことになりかねません。
■犬がマダニにかまれて大きくなった場合は、動物病院でマダニを除去してもらってください。
◎マダニによる感染症
■マダニにかまれると、ライム病などの感染症にかかる可能性があります。
近年、札幌市在住でマダニにかまれて入院した末に亡くなられた方もおられます。
また、アメリカの有名な30代の女性ロック歌手アヴリル・ラヴィーンは、数年前にダニにかまれライム病になって闘病生活を送り、いまだ完治していないといわれています。
マダニについては、以下の札幌市のリンクもご参照ください。
http://www.city.sapporo.jp/hokenjo/f1kansen/f33madani.html
マダニにはくれぐれもご注意ください。