毎週お送りしている旭山記念公園野鳥情報です。
2018年6月8日(金曜日)、ここ最近の旭山記念公園と札幌市旭山都市環境林の野鳥の動きをまとめました。
この野鳥情報は、旭山で野鳥観察を続けておられる方からご提供を受けたものも含まれています。
■今週のトピックス
◎シマエナガ
幼鳥が巣立ちました。
幼鳥は4、5羽巣立ったようで、ここ数日は森の家の周りで親鳥がまだ目に黒い帯がかかった幼鳥に餌をあげる光景などがよく見られています。
◎アオバト
森の家近くの桜の実を食べに頻繁に訪れるようになり、今の時期は1時間に1回は観察できるくらいです。
今朝は5羽の群れが来ましたが、2羽のこともあり、昨年は9羽いたこともあります。
6月中旬にかけて、桜の実があるうちはこの状況が続くと思われます。
写真は森の家の前に来たアオバト雄です。
◎シジュウカラ
巣立ち幼鳥を連れた群れが今週から森の家の周りでよく見られますが、下の写真のように幼鳥の頬の黄色みがだいぶ薄くなっており、巣立ち直後ではなくもう少し前に巣立っていた可能性があります。
シジュウカラは2回繁殖することもあり、その場合は8月にまた幼鳥が見られます。
■夏鳥情報
◎オオムシクイ
6月8日現在まだ園内で囀りが聞かれます。
◎オオルリ
第2駐車場と藻岩山登山道入口と森の家を三角に結んだ辺りで主に朝と夕方近くに囀りが聞かれます。
◎キビタキ
森の家周辺では、藻岩山登山道入口の間と、風の丘との間の2カ所から囀りがよく聞こえてきます。
その他園内で6、7カ所、囀りが聞かれる場所があります。
◎コルリ
今週はほとんど囀りを聞きませんでした。
◎イカル
見かける頻度が落ちてきました。
◎コサメビタキ
こちらも見かける頻度が落ちてきました。
◎クロツグミ
朝か夕方に少しの間囀るくらいの状態が続いています。
◎ウグイス
森の家裏手を縄張りとする個体は今週もほとんど囀りしていません(必ずしもいなくなったわけではないと思われます)。
◎ヤブサメ
そろそろ幼鳥を連れ立って歩き回る頃で、6月から7月にかけては比較的姿を見られる機会が多いです。
◎アオジ
藻岩山登山道入口下の個体はよく囀りをしていますが、他ではあまり聞かれなくなりました。
アオジは7月以降またよく姿が見られるようになります。
◎ホオジロ
昨年は6月中旬に雛が巣立ちましたが、今年もそろそろと思われます。
◎メジロ
今週はあまり鳴き声を聞くことがありませんでした。
◎キセキレイ
第2駐車場周辺で時々見られます。
◎モズ
今週は観察情報がありませんでした。
◎キジバト
道路沿いと藻岩山登山道入口付近でよく鳴いています。
■留鳥情報
◎クマゲラ
今週は園内での観察情報はありませんでした。
◎ヤマゲラ
大きな声で鳴かなくなり、姿が観察されることも少なくなりました。
◎アカゲラ
記念樹の森から森の家にかけてで比較的よく見られます。
◎オオタカ
今週は園内での観察情報はありませんでした。
◎ゴジュウカラ
よく見られるというほどではありませんが時々見られます。
写真は今朝つり橋付近で撮影したものです。
◎ハクセキレイ
噴水広場の周りでよく見られます。
◎ハシブトガラ、ヤマガラ、ヒガラ、ヒヨドリ、コゲラ、ハシブトガラス、ハシボソガラス
よく見られます。
※早朝野鳥観察会のご案内
明日6月9日(土曜日) 午前8時から「旭山野鳥観察会」を行います。
参加費100円(保険代として)です。
参加ご希望の場合は、明日直接「森の家」までお越しください。
明日の天気は、朝方まで雨が残りしだいに晴れに向かっていくという予報、8時の段階での天気は微妙です。
観察会は雨でも中止にはしないため、天気を見て怪しいと思われましたら、ご自身のご判断でご参加の可否を決めていただけるよお願いいたします。
旭山でのバードウォッチング、皆様が多く見られるよう願っております。