秋になると草地や道の脇などで青光りする昆虫をよく目にします。
観察会などでもこの虫は何ですかとよく聞かれます。
正体は「メノコツチハンミョウ」
コウチュウの仲間で、大きさは8~21mm、9月になると現れ、10月まで見られます。
飛ぶことはできません。
こちらが雄の個体。
雌より体が細めです(これでもぼてっと太いですが)。
雄は触角の途中の曲がる部分が膨らんでいるのも特徴です。

こちらが雌の個体。
体つきと触覚の違いがおわかりになるかと思います。
メノコツチハンミョウは有毒です。
近寄ったり触ったりすると死んだふりをしますが、その際に体から分泌される液体に触れると炎症を起こします。
事実、この記事の写真撮影している時に死んだふりをした個体もいましたが、触らずに離れました。
メノコツチハンミョウを見つけても、決して触らないでください。