この1週間に旭山で見られた動植物をまとめた「旭山の生き物たち」です。
昨日まで雨模様の天気で生物の写真があまり撮れなかったため、今週も1日遅れで記事を上げます。
◎野鳥編
クマゲラ
雄の個体、森の家すぐ近くの桜に採餌に来ていました。
写真ではクマゲラの顔の右側に見える幹が枯れていて、つつくと木くずが飛び散っていました。
オオアカゲラ
雌の個体、こちらも別の森の家すぐ近くの桜の枯れ木に来ていました。
いつもの年なら夏の間は公園内では観察されないオオアカゲラが今年は頻出しているのは、どうやら割と近くに巣を造っているようです。
ゴジュウカラ
幼鳥が巣立ったようでまたごく普通に見られるようになりました。
◎虫編
ニホンカワトンボ
今の時期最もよく見られるトンボです。
この写真では小さくて分かりにくいですが、翅の後ろ側にある斑が赤いこれは雄の個体です。
ハエか何かを捕まえて食べているところでした。
モイワサナエ
初夏のトンボ、旭山では多くはないですが毎年見られます。
名前は藻岩山からとられています。
セアカツノカメムシ
雨上がりの今日、コナラの葉の上にいました。
エゾマイマイ(2枚とも)
雨が続いたここ1週間は姿をよく見ました。
ワラジムシ
珍しい茶色い個体がいました(下に通常の黒っぽい個体がいます)。
◎植物編
ツルアジサイ
森の家から風の丘に向かう途中に、人の目線の低い位置で咲いている花があり、観察にはいいです。
サルナシ(コクワ)
つる性木本、これは雄株で雄花、実をつけることはありません。
チシマアザミ
今の時期地上の花はあまり多くは咲いていませんが、チシマアザミは所々で見られます。
ハルニレの赤い若葉。
ハルニレは秋に黄葉するため、赤い葉が見られるのはこの時期だけです。
ポプラやドロノキなどヤナギ科の樹木の綿毛が今日はたくさん舞飛んでいてまるで雪のようでした。
エゾハルゼミはまだ鳴いていますがそろそろ終わり、もう賑やかではなくなってきました。
野鳥はキビタキ、オオルリ、クロツグミ、アオジ、ヤブサメ、センダイムシクイ、ヒガラはまだ囀りを聞くことができます。
キビタキは森の家から登山道入口にかけて、風の丘周辺、ハルニレ広場(遊具広場)などでまだ囀りを聞くことができます。
オオルリは森の家から登山道入口にかけての辺りで日に何度か囀りを聞きます。
クロツグミは先週から風の丘西側の沢付近で囀りがよく聞かれ、今朝は地鳴きも聞こえてきました。
アオバトもまだ声がよく聞かれますが、桜の木にはあまり来なくなりました。
今週は晴れて生き物たち、特に昆虫が多く見られるといいのですが。