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旭山記念公園野鳥情報2017年6月17日(土)

毎週金曜日にお送りする旭山記念公園野鳥情報です。

2017年6月17日(土)、この1週間の野鳥の動きをまとめました。

本来毎週金曜日に上げていますが、今週は「フラワーソン2017」の準備のため1日遅れて上げさせていただきました。

なお、この野鳥情報は、旭山記念公園で野鳥観察を続けておられる方からご提供を受けたものも含まれています。

 

◎夏鳥情報

・アオバト=森の家近くの丘の桜に実を食べに来ていますが、先週よりも来る頻度が落ちました(先週は30分に1回は来ていました)。

それでもここで見られる可能性が高いです。

「おー あーおーぅ」という声は園内でよく聞かれます。

 

・ヤブサメ=幼鳥の巣立ちが近いようで、親鳥が「キュッ」という声を出しながら警戒していて、人の近くや笹の切れたところで姿を見られる機会が増えてきました。

例年この頃から7月上旬までは姿を見る機会が多くなり、これからが観察のチャンスです。

 

・センダイムシクイ=幼鳥が巣立ったようで「チヨチヨビー」という鳴き声の他に「チュピチュピ」という声もよく聞かれ、姿も見られる機会が増えてきました。

 

・キビタキ=森の家から藻岩山登山道入口にかけての辺りでよく囀りしています。

他の場所でも所々囀りしており、声が近くで聞こえた時に探すと姿を見ることができます。

 

・オオルリ=今日は久しぶりに森の家の近くで囀りしていました。

つり橋付近でも時々囀りしています。

 

・コルリ=都市環境林で時々鳴き声を聞くくらいに頻度が落ちました。

 

・ウグイス=今日久しぶりに森の家の裏で囀りしていました。

 

・アオジ=囀りはまだ聞かれます。

 

・クロツグミ=囀りはほとんど聞かれなくなりました。

 

・メジロ=囀りを聞く機会が減りました。

 

・カワラヒワ=展望台周辺でよく見られますが囀りはあまりしなくなってきました。

 

・ツツドリ=声はまだ聞かれます。

 

・オオムシクイ=6月13日に声を聞いてから旭山では確認されていません。

もう北へ移動した可能性があります。

※先週号でもういなくなったと書きましたが、その後12日13日に確認しました。お詫びして訂正させていただきます。

 

◎留鳥

・クマゲラ=園内での目撃情報が先週より増えてきました。

 

・ヤマゲラ=森の家近くによく来ていて「キョキョキョキョ」という声が聞かれ、時々姿も見られます。

 

・アカゲラ=桜の木によく来ています。

 

・コゲラ=目撃はまだ少ないです。

 

・ゴジュウカラ=こちらも目撃はまだ少ないです。

 

・シジュウカラ=比較的よく見られます。

 

・ヤマガラ=森の家の周りによく来ます(巣が近いのかもしれません)。

 

・ハシブトガラ=今の時期は一時的に姿を見る機会が少なくなっています(巣が近くにないのかもしれません)。

 

・ヒガラ=まだ囀りを聞くことがあります。

 

・エナガ(亜種シマエナガ)=6月12日に巣立ち幼鳥が現れました。

園内でも親子連れの数羽の群れが時々見られます。

 

◎カラス

ハシブトガラスの幼鳥がそろそろ巣立つ頃です。

園内に2カ所ほど巣を確認していますが(第2駐車場上登山道南側、第1駐車場山側斜面上=ミュンヘンの森近く)、近くを通る際にはお気をつけください。

 

 

■2017年6月16日(金)、17日(土)に旭山で確認された野鳥・・・29種

ハシブトガラス、ハシボソガラス、スズメ、カワラヒワ、アオジ、

ホオジロ、メジロ、エナガ、ゴジュウカラ、シジュウカラ、

ハシブトガラ、ヤマガラ、ヒガラ、キビタキ、オオルリ、

コルリ、センダイムシクイ、ウグイス、ヤブサメ、ヒヨドリ、

キセキレイ、クマゲラ、アカゲラ、コゲラ、ヤマゲラ、

キジバト、アオバト、ツツドリ、マガモ(上空通過)