– 札幌のまちなみを見渡せる、自然豊かな公園 –

本日の「早朝野鳥観察会」の様子

本日、「早朝野鳥観察会」が行われました。

13名の方に早朝からご参加いただきました、ありがとうございます。

今朝は開始時点では青空が見えました。

「森の家」の周りでキビタキ、ウグイス、ヤブサメ、コルリ、センダイムシクイと、100mも歩かないうちに次々と声を聞くことができました。

コルリは沢の割と近くで声が大きく聞こえ、「ヒッヒッヒッ」という小さなイントロから囀りが始まって大きな声で鳴くことがよく分かりました。

ヤブサメも道のすぐ脇で鳴いていて、じっと見ていると低く飛んで道を横切り、ほんとうに一瞬ですが姿を見ることができました。

藻岩山登山道入口の前回はキビタキが見られたニセアカシアに、今朝はコサメビタキがいて、今日見た鳥の中では割と長い時間観察することができました。

キビタキは「森の家」の裏でコゲラを探している時偶然飛んで来て見ることができたのは運がよかった。

エゾムシクイは最初だけ鳴いていましたが、じっくりと聞く機会がないまま終わってしまいました。

後半は「旭山都市環境林」を歩き、昨年営巣失敗したクマゲラの巣穴を観察している時、近くでクマゲラのドラミングが聞こえるという驚きの出来事も。

ツツドリも飛ぶ姿が見られました。

最後は公園内に戻り、「風の丘」近くでオオルリとキビタキが鳴き合いをしていました。

オオルリは長くとどまって鳴いていましたが、残念ながら姿は確認できませんでした。

しかし、オオルリの囀りのパターンがよく分かりました。

本日の「鳥合わせ」

20150517Whiteboard

順不同で以下の通り

オオルリ、キビタキ、センダイムシクイ、ヤブサメ、シジュウカラ

コルリ、アオジ、ウグイス、ヒヨドリ、ツツドリ、

コサメビタキ、ハシブトガラ、ハシブトガラス、コゲラ、カワラヒワ、

アカゲラ、エゾムシクイ、メジロ、クマゲラ、ゴジュウカラ

計20種

先週も話しましたが、今年は木々の葉の出が早く、姿を見る機会は少なかったです。

最後のオオルリなどは平年であれば双眼鏡で姿を探すことができたと思われますが、残念、でも自然のことだから仕方ないですね。

その代わり、声をじっくりと聞く機会があったのはよかったです。

●次回の野鳥観察会は、5月23日(土) 17時半から「夕方野鳥観察会」

ヤマシギのディスプレイフライトが見られる可能性があります。

鳥たちの囀りは日暮れまで聞くことができます。

参加費100円、参加ご希望の方は「森の家」までご連絡ください。

●「早朝野鳥観察会」は6月6日(土)にも行います。

こちらも同様に参加ご希望の方は「森の家」までご連絡ください。

本日、観察会の後さらに以下の4種が確認できました。

ヤマゲラ、ジュウイチ、ヤマガラ、ハシボソガラス

ジュウイチが「森の家」の裏で3回ほど鳴いていました。

ジュウイチは人里離れた深い山で繁殖しますが、旭山では春先に一度か二度声が聞かれるだけです。

夏鳥はこの後アオバトが来て、オオムシクイが来ると今年も完了となります。

それまでもう少し、鳥たちが動く時期が続きます。