– 札幌のまちなみを見渡せる、自然豊かな公園 –

ムラサキツメクサの話

道ばたやちょっとした広場のどこにでもある花、ムラサキツメクサ。
シロツメクサと一緒に咲いていることも多いですよね。
アカツメクサと呼ばれることもある、明治以降に日本に入ってきた外来種です。
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……個人的な感想になりますが、
子どもの頃から咲いていても「ふーん」程度の感想しか持っていませんでした。理由は「編みにくいから」
シロツメクサの茎の方がしなやかで花冠や首飾りが作りやすかったことや、ピンクの差し色が欲しいと思って
これをいれると堅い茎の所だけ飛び出たり輪がいびつになったりで、大して入れたい花では無かったこと。
また、この花への興味が持てなかった決定的な理由は、「四つ葉がない」こと!
シロツメクサと同じような花なのに、四つ葉探しというお楽しみがないからつまらないと思っていました。
……まあ、子どもですからね、そんな自分勝手な理由です。

でも今年の6月下旬、この花の最盛期にこんなものを見つけました。
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白花です。下に映り込んでいるピンクの花と、同じ株から咲いていました。
白花で固定されたものは園芸品種になっており、雪華詰草(セッカツメクサ)というそうです。きれいな名前ですね。
または白花赤詰草(シロバナアカツメクサ)とも呼ばれています。
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こんな風に大量に咲いているところであの白花があればきれい。とても目立ちます。
写真に撮っても割と絵になりますし、この花も結構いいじゃない?と思い始めていました。
あとはこれで、四つ葉があれば楽しいんだけどな~と思っていたら……。

昨日見つけました。
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花が終わりかけていますが、ムラサキツメクサです。そして、四つ葉どころか五つ葉も!
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ほんの一株でしたが、この株の葉は、四つ葉と五つ葉が大変多かったです。
長い人生生きてきて初めて見ました!今まで興味が無かったので見つけられなかっただけかもしれませんが。

へー、ふーん、といった薄い興味では、新しい事は見つけられないんだと感じだ次第です。
ただ歩いてるだけでは見つけられないものも、目をこらせば新しい発見が沢山あります。
みなさんも公園を歩くときは、時々視点を変えてみると面白いですよ(*^_^*)