旭山記念公園野鳥情報、2020(令和2)年1月18日。
ここ1週間の旭山記念公園と札幌市旭山都市環境林の野鳥の動きをまとめました。
この野鳥情報は、旭山で野鳥観察をしておられる方からご提供を受けたものも含まれています。
今週のトピックス
クマゲラ
この1週間も園内での観察情報が多く寄せられています。
見られる場所は1か所ではなく、日により違います。
ただ、カラマツ林にはこのところあまり来ていません。
今週のシマエナガ
エナガ(亜種シマエナガ)
この1週間もカラマツ林でほぼ毎日見られており、カラマツ林に出た場合、ゆっくりと移動しながら採餌するため比較的長く観察できます。
高い位置にいることが多いですが、低く降りてきたところを撮れたというお話も多くうかがっているので、出た際にはじっくり観察していると撮影にいいタイミングも得られると思います。
時間帯も朝から午後いちくらいで、2時間置かずすぐに出ることもあります。
冬の鳥情報
ヒレンジャク、キレンジャク
10羽前後の群れが園内で日中にも比較的よく見られ、観察しやすい木にとまることすもしばしばあります。
今日も10羽前後の群れが森の家前で午前中に3度ほど飛んでいましたが、飛行中のためヒレンジャクだけかキレンジャクがいたかまでは確認できませんでした。
ただ、キレンジャクの観察情報もこの1週間ではあるので、キレンジャクも少数いるものと思われます。
ヒレンジャクも例年ですともうそろそろいなくなりますが、暖冬で雪の少ない今年はどうでしょうか、要注目です。
ツグミ
今朝は展望台の松のの土が出ている場所に3羽が降りて餌を探していました。
ツグミは噴水広場周辺から第1駐車場までの間でよく見られます。
また、土が出ている場所にはツグミ以外にも鳥が寄って来るので、観察の際には要注意です。
シメ
園内でよく「チッ」「シーッ」という声が聞こえますが、ほとんどは高い木にいたり飛んでいたりです。
一昨日6羽の群れが飛んでいましたが、今の時期数は多くてそれくらいです。
ウソ
日の出直後にほぼ毎日山から声が聞こえてきており、また今週は近くで観察できたという情報も幾つかありました。
ベニヒワ
一昨日1月16日に上空を飛んでいるのを確認し、まだいるようですが、相変わらず低い位置の近くでの観察情報はありません。
イスカ
こちらも一昨日1月16日に1羽が飛んでいるのを確認しましたが、近くで見る機会はあまりありません。
マヒワ
1羽だけで飛んでいるのを毎日のように見ますが、群れは(なぜか)少ないです。
カワラヒワ
このところ旭山での観察情報はありません。
キバシリ
今週も多くみられており、2時間いると必ず見られるといっていいと思います。
カラマツ林を中心とした西側エリアでよく出会います。
カラ類やコゲラとよく一緒に行動しています。
キクイタダキ
少ないですが、観察情報はほぼ毎日あります。
昨年多かった風の丘近くではなく、展望台の松、ミュンヘンの森など、いろいろな場所で見られています。
ミソサザイ
日の出前後に笹薮から「ジッ ジッジッジッジッ」という声が聞こえ、それ以外の時間帯でも森の家の周りから巨木の谷にかけての辺りで比較的よく声を聞くことができます。
留鳥情報
オオアカゲラ
園内でも毎日のように見られていますが、雌を見る機会が多いです。
アカゲラ園内でよく見られています。
先日、カラマツ林周辺で3羽同時に観察、オス1メス2でした。
コゲラ
園内でよく見られています。
オオタカ、ハイタカ
どちらもこの1週間で観察情報がありました。
ハイタカは朝早いうちのほうが出る可能性が高いです。
ノスリ
園内で時折観察されています。
ハヤブサ
ハヤブサもこのところ観察情報がちらほらとあります。
ハクセキレイ
1月に入ってから園内での観察情報はありません。
シジュウカラ、ハシブトガラ、ヤマガラ、ヒガラ、ゴジュウカラ、
園内でよく見られています。
ハシブトガラとヒガラのさえずりを聞く機会が増えてきましたが、シジュウカラはまださえずりはしていません。
写真は、この1週間で撮影したものではないですが、ヒガラがシラカンバの種子を食べているところです。
ヒヨドリ、ハシブトガラス、ハシボソガラス
園内でよく見られています。
鳥たちの食痕~シラカンバ種子
今朝、森の家の近くにシラカンバの種子を鳥たちが食べた跡=種子や殻が落ちていました。
シラカンバの種子は、マヒワ、ベニヒワ、そして前述のヒガラなど、小さな鳥たちが食べます。
これ、近寄ってよく見ると・・・鳥が羽を広げて飛んでいる姿のように見えませんか?
カケスは今週も観察情報はありませんでした。
この冬は来ないのでしょうかね・・・
次回は1月25日に上げる予定です。
旭山でのバードウォッチング、皆様が多く見られることを願っております。