2月3日から円山動物園で行われている「西岡公園自然調査報告展~ヤンマ団&魚組活動の記録」の関連企画として、11日に報告会を行いました。
この報告会では、それぞれがテーマを持って作ったポスターの内容を、発表します。
まずは魚組の発表です。両生類調査、水源池調査、水生昆虫調査など、今年の調査で分かったことを発表する子もいれば、トウヨシノボリやスジエビなど、興味をもった生き物について調べて発表する子もいました。
また、6年生の活動のまとめの中では、調査中に見つかった、グッピーや金魚などの捨てられた生き物の話もありました。人が飼っていた生き物を自然の中に放すと、もともといた生き物にどのような影響があるのかを伝えることが、魚組の大きな活動の柱になりつつあります。問題意識を持ち、活動に取り組んできた6年生の発表は、本当に頼もしく立派でした。
続いてヤンマ団の発表です。ヤンマ団は、アキアカネやニホンカワトンボなど種類にしぼって調べた発表から、「トンボの複眼について」「羽の帯について」など形態に関すること、「飛行スピードの違い」「雄と雌の行動の違い」など行動に関することなど、発表テーマも様々でした。
↑ルリボシヤンマの羽の三角室について発表した子もいました。自分のとったルリボシヤンマの羽を全て顕微鏡で見て、三角室のカタチの違いを調べました。
かなり細かい観察ですが、個体によってカタチが違うことが分かりました。
今年のヤンマ団は、14人中8人が2年生で、高学年がとても少なくて最初は心配しましたが、
2年生もそれぞれが個性的なテーマを持ち、高学年にひけをとらない発表でした。
また、面倒見の良い高学年が多く、例年にない位の仲の良さで、楽しく活動することができました。
最後は、子ども達が自分のポスターの前に立ちポスターセッションを行いました。
みんなの自信に満ちた顔を見ていると、「今年一年やってよかったなぁ」という思いと、
「これからも続けてほしいなぁ」という気持ちで、いっぱいになりました。
今回の報告会は、今までで一番たくさんの方が来てくれて、会場も入りきらない位盛況でした。来てくれた皆様、本当にありがとうございました!
なお、展示物は動物園ホールに移動して、3月3日まで展示しています。
また、3月6日からは、円山動物園で展示します。
皆様のお越しをお待ちしています!