今日の西岡公園は朝から20羽前後のハリオアマツバメが水を飲みに池にやって来ていましたよ。
上空から滑るように高度を下げ、池の水面ギリギリを飛行しながらくちばしを大きく開けて水を飲んでいました。
池にくちばしの触れた軌跡が残るので飲んだことが分かりますよ。
それからパタパタッと羽音をさせて、再び上昇していきます。
ウミウなのか、カワウなのか、池に潜って餌を探していましたよ。
森の中ではキバシリ、オオルリ、アオバト、クマゲラ、キビタキの鳴き声を聞きました。
湿原ではアオジやウグイスがさえずっています。
オオウバユリが咲き始めました。
大きな野生のユリですよ。
種子が発芽してから開花まで8年~10年かかるなどと言われています。
今年はたくさんつぼみが上がりました。
エゾシカに食べられてしまうことが多く、「取っておいて~」とお願いしたくなります。
西岡公園ではボランティアさんがネットをかけたり工夫していました。
そのかいあって開花を見られましたよ。
樹を伝って高い所まで育ったイワガラミの飾り花が今年はいっそう華やかです。
ツルアジサイやノリウツギなども涼し気に咲いています。
川沿いにずらりと並んで生えているホザキナナカマドの丸いつぼみが可愛らしいです。
たくさんつぼみがあがっています。
もうすぐにふわふわした花が咲きそうですよ。
ホザキナナカマドは花期が短いのでお見逃しなく。
ウツボグサの花があちこちで咲いています。
ミミコウモリの白い蕾も見えています。
シャクジョウソウのうつむいたつぼみがあがっています。
キノコの仲間の菌糸から栄養を貰っているそうです。
光合成しないので緑色をしていません。
黄色いオニノヤガラの花があちらこちらで見られます。
1メートル以上に育つ大きな野生のランです。
これもキノコの仲間の菌糸から栄養を貰っている植物です。
緑色の葉緑体を持っていませんよ。
全体が白いギンリョウソウも、もこもこ出ています。
これも光合成しない植物ですよ。
これらは菌従属栄養植物と呼ばれていますよ。
管理事務所ではギンリョウソウとキノコの展示をしています。
オニノヤガラについても紹介していますよ。
詳しくはこちらからどうぞ↓↓↓
5月28日の園内 – 西岡公園 (sapporo-park.or.jp)
ころんとした白い下向きの花を付けた可愛らしいイチヤクソウも見つけましたよ。
イチヤクソウ属は生育環境に応じて周囲の菌と関わり合いながら生きていますよ。
緑色の葉がしっかりあるので自分でも光合成しているのが分かりますね。
野生の植物のほとんどは、程度の差はありますが菌類と関わって生きていますよ。
地面の下に、目に見えない複雑な世界を感じますね。
ガガイモの蕾
金平糖のようなキツネノボタンの果実
キツネノボタンのピカピカの花
イケマの白い花
キツリフネの黄色い花が鮮やかです。
森の中は満開を迎えたオオバボダイジュの甘い香りがします。
一足遅れてシナノキも白い花を咲かせ始めましたよ。
こちらも良い香りがします。
花かな?
黄色いチョウ?ガ?
羽化のシーンに立ち会えました。
ほんの3分間くらいの間に、縮れていた翅が伸びていきましよ。
通りかかった来園者さんと「がんばれー」と見守りました。
ツタウルシ、ダニ、ハチなどに注意が必要な季節になりました。
歩きやすい足元と、肌を出さない服装で散策をお楽しみください。
園内の花や山菜、動植物の採集と傷つける行為は禁止されております。
皆さまのお越しをお待ちしております。
ガイドボランティアの方々とおしゃべりしながら園内を散策しませんか。
7月から10月は、隔週金曜日の開催です。
開催時間は各回とも、13時から15時です。
小雨決行です。
荒天などで中止の場合は当日11時までにホームページや園内の掲示板でお知らせいたします。
おさんぽガイドの日程についてはこちらからもどうぞ↓↓↓
「おさんぽガイド」はじまります。 – 西岡公園 (sapporo-park.or.jp)