【さっぽろまちづくりガーデニング講座】<課外活動>一年草の花壇づくりメンテナンス
2025年10月18日土曜日、2025年さっぽろまちづくりガーデニング講座の課外活動「一年草の花壇づくりメンテナンス」の活動を行いました。今回は15名の受講者が参加し、講師は当協会職員で百合が原公園主任の佐々木博一が行いました。
前回9月3日のメンテナンスから1か月半が経ち、コキアは鮮やかな赤色に色づいていました。
ここ数週間でぐっと冷え込むようになった札幌ですが、そんな寒さにも負けずにインパチェンスやサルビア、バーベナボナリエンシスが逞しく咲いていました。
ハロウィンに向けて取り付けた装飾は、雨や風の影響で表情が崩れてしまっていたため、この日はみなさんで協力して再度付け直しを行いました。
手分けしてメンテナンスを行ったことで、再びかわいい表情を見せてくれました。
5月に受講者のみなさんと一緒に一年草植物を植え、その後も定期的にメンテナンスを行ってきましたが、今回が今年度最後の活動となりました。メンテナンスの最後に集合し、佐々木主任から「11月3日以降に花壇終いを行い、冬支度を進めていきます」との説明がありました。
各公園でのメンテナンス活動を通して、花壇づくりの技術だけでなく参加者同士の交流やつながりも深まったのではないでしょうか。参加された方は、是非この経験を今後のボランティア活動に活かしていってください。一年間、本当におつかれさまでした。
【さっぽろまちづくりガーデニング講座】第15回目 土づくりと堆肥
2025年10月18日土曜日、2025年さっぽろまちづくりガーデニング講座の第15回目「土づくりと堆肥」の実習を百合が原公園で行いました。講師は当協会職員で百合が原公園勤務の佐々木主任が担当しました。
はじめに講義では、植物の三大栄養素とそれぞれの働き、土づくりが必要な理由や誤解されがちな堆肥と肥料の違いなどを学びました。なかでも、土の状態が砂や粘土などのサラサラガチガチの「単粒構造」よりも、程よく土に湿り気を保つフカフカの「団粒構造」のほうが植物の生育には適しているとのお話が印象的でした。
続いて、園内のバックヤードに場所を移し、百合が原公園で実践している堆肥の作り方を見学します。
公園管理をする中で発生する草や花がらを使用してつくる「草堆肥」や落ち葉、樹木の茎などの植物残渣から作る「落ち葉堆肥」を実際に見て学びました。
熟成中の堆肥は、表面の土を掘って触れてみると温かさが感じられ、微生物の活動が盛んなことがわかりました。
次は倉庫へ戻り、昨年の受講者がつくった落ち葉堆肥を見学しました。
出来栄えは上々で、落ち葉だけでつくられたとは思えないほどの柔らかい堆肥に変化していました。
さらに講師のデモンストレーションで自宅などの小スペースでできる落ち葉堆肥をつくる工程を学びます。
コンテナに落ち葉を入れ、足でしっかり踏んで空気を抜く作業をコンテナの高さになるまで何度も繰り返します。
荷台いっぱいに積まれた落ち葉からは、コンテナ2個分の落ち葉堆肥が出来るそうです。
単純明快な落ち葉堆肥づくりを自宅でもチャレンジしてみようとお話されている方がいらっしゃいました。
是非、今回の学びを今年の冬支度の参考にしてください。
【さっぽろまちづくりガーデニング講座】第14回目 宿根草の管理
2025年9月27日土曜日、2025年さっぽろまちづくりガーデニング講座の第14回目「宿根草の管理」の実習を百合が原公園で行いました。講師は当協会職員で百合が原公園勤務の奥野順平が担当しました。
まずは講義で、宿根草の種類、株分けを行う目的・目安・時期・方法などを学びました。
また、株分け後に植える苗については、3年後・5年後の姿を見据えて植えることの重要性も学びました。
続いて、園内の「世界の庭園」へ場所を移し、シベリアアヤメの株分けの実習を行いました。
講師のデモンストレーションのあと、受講者のみなさんも株分けを行います。
まず、シベリアアヤメの株の周りにスコップを入れて掘り取ります。
掘り取った株は、水を張ったバケツの中に入れ、水を十分に吸わせます。
続いて、表面の土と地中の土を入れ替える「天地返し」を行い、残った草や根をレーキなどを使って取り除きます。その後、落ち葉堆肥などの土壌改良材を入れて耕運、転圧を行い、床作りをします。
初めてレーキを扱う方も多くいらっしゃいましたが、みなさん上手に作業されていました。
いよいよ、整った土に植え込みを行います。
メジャーの位置に沿って等間隔に植え込みをして完成です。
体力を使う作業でしたが、みなさんのチームワークが素晴らしく、あっという間に終わりました。
受講者の中には、「株分けを実際に行うのは初めてでしたが、講義の説明がとてもわかりやすく、実習作業も教え方が丁寧で内容がよく理解できたので、自分一人でもできる気がします。」「意外にかんたんにできたので、自宅でも実践してみようと思います。」という方もいて、今回の実習が自信につながったようです。
来春の開花が今から楽しみですね。是非、今回学んだ知識や経験を今後のガーデニング活動に役立ててください。
【さっぽろまちづくりガーデニング講座】<課外活動>たねダンゴ花壇メンテナンス
2025年9月24日水曜日、2025年さっぽろまちづくりガーデニング講座の課外活動「たねダンゴ花壇メンテナンス」の活動を行いました。今回は受講者4名が参加し、メンテナンスの指導を豊平公園の上田朋子が行いました。
前回のメンテナンスから1か月が経ち、引き続きセンニチコウやバーベナボナリエンシス、カリフォルニアポピーが咲き、コスモスも開花し始め、さらに背丈も伸びました。しかし、最近の大雨や強風で、コスモスは根元から茎が曲がったり、折れてしまっているものもみられました。
今回はまず、倒れかけているコスモスに支柱を立て、根元から折れている枝や花壇からはみ出している枝を根元から切る作業から始めました。
続いて、ドライフラワー用の花を摘んでいきます。
色分けしながら採取します。
さらに、除草と豊平公園で植栽しているラベンダーも一緒に摘みとります。
雨や風によるダメージがみられた花壇でしたが、みなさんで協力してメンテナンスを行ったことで、まとまりの良いすっきりとした花壇に変わりました。
メンテンナンス前の様子
メンテンナンス後の様子
花壇のメンテナンスを終えた後は、緑のセンター2階のルーフガーデンに場所を移し、採取したドライフラワー用の花々を使ってスワッグを作りました。講師のデモンストレーションのあと、みなさんも作製します。
みなさん器用にすてきなスワッグを作られていました。
5月に受講者のみなさんと一緒に植えつけ、定期的にメンテナンスを行ってきた豊平公園でのメンテナンス活動は今回で最後となります。
今回ドライフラワー用に採取した花々は今後、豊平公園で行われるハンドメイド・クリスマス展のリースやスワッグ、お正月のしめ飾りなどの展示会の花材として活用される予定です。
今年度のメンテナンスは、10月18日土曜日の百合が原公園での活動が最後となります。是非お時間ある方はご参加ください。
【さっぽろまちづくりガーデニング講座】第13回目 ガーデン見学会
2025年9月20日土曜日、2025年さっぽろまちづくりガーデニング講座の第13回目ガーデン見学会を滝野すずらん丘陵公園で開催しました。
滝野すずらん丘陵公園は北海道唯一の国営公園で、約400haの広大な園内には季節の移り変わりとともに「花」「森」「遊び」を楽しめる4つのゾーンがあり、今回はその中の中心ゾーン「カントリーガーデン」で秋の風景を見学しました。
はじめに、滝野管理センター松村植物管理係長より、公園の概要や園内で活動しているボランティア団体について説明していただきました。
滝野すずらん丘陵公園には、カントリーガーデンを案内する「フラワーガイドボランティア」と滝野の森ゾーンの魅力を伝える「滝野の森クラブ」の2つのボランティア団体が活動しているそうです。今回の見学会では、フラワーガイドボランティアの佐藤さん、竹内さん、横堀さんにご案内いただき、季節によって移り変わるカントリーガーデンの見どころをたっぷり紹介していただきました。
見学会当日は、「たきの秋空文化祭2025~札幌南マルシェ~」も開催中で、会場は賑やかなムードです。
カントリーガーデンに入ると、目の前に約70万本の可憐なコスモスが広がっていました。
ピンクや白の他にもチョコレートのような香りがするチョコレートコスモスや珍しい黄色いコスモスなども咲いており、訪れた人々を魅了していました。
さらに進むと、ストライプ模様に植栽されたサルビアが咲いていました。
その隣りの「もふもふガーデン」では、ゴンフレナ、バーベナ、ジニアが見頃で、どの花も大人の膝丈程の高さで咲いており、小さなお子さんやワンちゃんの目線に合わせた写真撮影が楽しめるように工夫されているとのことです。
中央口付近では、コキアが赤く色づき始めていました。
ここでは、定番の「ルージュ」や滝野オリジナル品種の「滝野ファイヤーエッグ」に加え、紅葉しない「ホワイト」のコキアも植栽されており、これから紅葉時期を迎えるとカラフルなコキアが創り出す風景が楽しめるそうです。
フラワーガイドボランティアの案内が無ければ足を運ぶ事のできない絶景ポイントで写真撮影もしました。
紅葉が進む景色やミヤギノハギの様子など秋を感じるスポットもご案内いただきました。
「花人の隠れ家」には本物のグランドピアノを土台にした花壇があり、その仕組みにみなさん興味津々でした。
原種のシクラメン「シクラメン ヘデリフォリウム」が開花していました。花と一緒に球根が顔を出している様子も見られました。
パレット花壇では、色とりどりのコリウスやダリアが見頃でした。
今日の見学会を振り返って、「ガイドさんの説明に感動しました。」「すべてがすてきで、よせ植えなども勉強になりました。」「年内にもう一度訪れたいです。」といった感想があり、フラワーガイドボランティアの皆さんの豊富な知識と丁寧なご案内のおかげで、みなさん充実したひとときを過ごすことができたようです。
フラワーガイドボランティアによるガイドツアーは、東口休憩所ボランティア棟「花の情報館」で受付しています。
是非またガイドさんの案内のもと滝野すずらん丘陵公園の四季折々の様子を楽しんでみてください。






















































