【さっぽろまちづくりガーデニング講座】第15回目 土づくりと堆肥
2025年10月18日土曜日、2025年さっぽろまちづくりガーデニング講座の第15回目「土づくりと堆肥」の実習を百合が原公園で行いました。講師は当協会職員で百合が原公園勤務の佐々木主任が担当しました。
はじめに講義では、植物の三大栄養素とそれぞれの働き、土づくりが必要な理由や誤解されがちな堆肥と肥料の違いなどを学びました。なかでも、土の状態が砂や粘土などのサラサラガチガチの「単粒構造」よりも、程よく土に湿り気を保つフカフカの「団粒構造」のほうが植物の生育には適しているとのお話が印象的でした。
続いて、園内のバックヤードに場所を移し、百合が原公園で実践している堆肥の作り方を見学します。
公園管理をする中で発生する草や花がらを使用してつくる「草堆肥」や落ち葉、樹木の茎などの植物残渣から作る「落ち葉堆肥」を実際に見て学びました。
熟成中の堆肥は、表面の土を掘って触れてみると温かさが感じられ、微生物の活動が盛んなことがわかりました。
次は倉庫へ戻り、昨年の受講者がつくった落ち葉堆肥を見学しました。
出来栄えは上々で、落ち葉だけでつくられたとは思えないほどの柔らかい堆肥に変化していました。
さらに講師のデモンストレーションで自宅などの小スペースでできる落ち葉堆肥をつくる工程を学びます。
コンテナに落ち葉を入れ、足でしっかり踏んで空気を抜く作業をコンテナの高さになるまで何度も繰り返します。
荷台いっぱいに積まれた落ち葉からは、コンテナ2個分の落ち葉堆肥が出来るそうです。
単純明快な落ち葉堆肥づくりを自宅でもチャレンジしてみようとお話されている方がいらっしゃいました。
是非、今回の学びを今年の冬支度の参考にしてください。










