【さっぽろまちづくりガーデニング講座】第17回目 札幌の”みどり”・修了式
2025年11月8日土曜日、2025年さっぽろまちづくりガーデニング講座の第17回目「札幌の”みどり”」を豊平公園緑のセンターで行いました。春から行ってきた講座の最終回となる今回は「札幌の”みどり”」と題して、私たちが住む札幌市の緑の現状や花と緑のまちづくりのこれからについて学びます。講師は札幌市建設局みどりの推進部 みどりの管理課都市緑化係長の松里浩二様です。
はじめに、「札幌市みどりの基本計画」の説明がされました。「みどりの基本計画」とは、法律に基づき市町村が緑地の保全や緑化の推進について定める総合的な計画で、札幌市では時代の変化に応じて「みどりの基本計画」を見直し、計画的に緑化を進めています。
札幌市は政令指定都市の中で最も公園の数が多く、市全体では緑が充実しているものの、都心部では緑が不足しているようです。今回の講義では、より緑化を推進するための取り組みを「都心」「地域」「ひと」の3つのテーマに分けて説明していただきました。
「都心」の取り組みとして、大通公園周辺や市役所本庁舎、札幌市北3条広場(アカプラ)などでは、市民ボランティアの協力のもと色鮮やかなフラワーコンテナなどが設置されています。ほかにも、都市の雨水流出抑制や貯水・浸透機能を向上させる取り組みとして、雨水浸透緑化(グリーンインフラ)があり、円山公園をはじめ、市内7か所の公園に雨水浸透型花壇を試行的に導入しているそうです。グリーンインフラについて初めて知った方も多く、実際に設置された公園に行ってみたいという受講者もいらっしゃいました。
「地域」の取り組みでは、市立幼稚園や小学校に訪問しボランティアと協働で、種まき・育苗の指導を行っています。また、子どもたちが、種から育てたフラワーポットを近隣の企業やお店などにお渡しし、お世話をしていただいく取り組みも行われているようです。
「ひと」の取り組みとして、「さっぽろ花と緑のネットワーク推進支援事業」があります。花と緑のまちづくり活動を体験できる実習のほか、知識・技術向上や仲間づくりの場として講習会や交流会などが実施されています。
他にもさまざまな取り組みが紹介され、今回の講義をきっかけに札幌市の花と緑の取り組みについて理解が深まったという声が多く聞かれました。中には、「来年はぜひ参加してみたい」と話される方もいらっしゃいました。市の担当者から身近なお話が聞けて、今後のボランティア活動の参考になったようです。
松里係長、貴重なお話をしていただきましてありがとうございました。
講義の終了後には、さっぽろまちづくりガーデニング講座全17回の8割以上を受講された方へ修了証が授与されました。中には、全ての講義に休まず受講された皆勤賞の方もおりました。
今回の講座で学んだことを今後の”みどりのまちづくり”に活かしていただけると幸いです。
8か月に渡り、ご参加いただきましてありがとうございました。おつかれさまでした。







