「自然情報」カテゴリーアーカイブ

カラスのこと

現在、カラスはヒナの巣立ち時期を迎えており、親鳥はわが子が無事に独り立ちできるよう見守っています。ヒナはまだ飛行技術を十分に習得できておらず、また世の中の危険を理解していないため大きい生き物にも近づいてしまうことがあります。このようなとき親鳥は警戒心を強めることがあります。

ヒナの巣立ちは、例年おおむね7月下旬には終わり、それに伴い親の警戒行動も徐々に落ち着いてきます

ご不便をおかけいたしますが、それまでの間はカラスが特に警戒する区域を一時的に避けてご利用・ご通行いただけますと、お互いに安全・安心かと存じます。

当公園ではカラスの活動状況に応じて樹上にヒモを張ることで低空飛行をしづらくする措置を講じておりますが、不十分な個所などお気づきの際はご一報いただけますと幸いです。

園内のチューリップ

ここ数日気温が高く、いきなりの夏日でヘロヘロになっています。
園内のチューリップも急に咲き進み、終わりかけのものもちらほらではじめました。

現在、公園の西側にあるバス通りに面した樹林地のチューリップが最盛期を迎えています。

手前にピンク、奥にオレンジ色のチューリップが咲いている写真

縁取りが少し白い小ぶりなチューリップの写真

赤っぽいちゅーりいぷの中で白いチューリップが咲いている写真

様々な品種が咲いていますので、多くの撮影スポットがありますよ!

日陰になってぼんやりと見える白いチューリップの写真
日陰になっているところは、こんな感じでちょっといい雰囲気になります。
カメラ片手にお越しになる方も多く、当園の春のいちおしスポットです。

このまま高温が続くと、この週末で開ききってしまいそう……。
散ってしまう前に、ぜひチューリップを見に来てくださいね!

草地の中に海の幸

野球場そばの草地には、園内の剪定枝を細かく砕いて
(チップ化して)敷き均している場所があります。
きのこが生える場所の写真
針葉樹や広葉樹のチップが混在して堆積した場所のため
色々なキノコが生えてくる場所でもあるのですが
今年は初めて見るキノコが!

これです

まるで蟹の爪みたいだと思いませんか?
先の方にカニミソっぽいのまでついるんですよ、このキノコ。
名前はそのまんま「カニノツメ」といいます。

カニノツメという名前のキノコの写真

カニミソのような部分はグレバと呼ばれる胞子の塊です。
少々臭いので虫がたくさん寄ってきていました。
グレバに虫が止まっている写真

この白いのは、カニノツメの幼菌です。
カニノツメと卵のような幼菌の写真

この白いのが割れ、下の写真のように中からニョキっと
蟹の爪の身のような、托(たく、というそうです)が
伸びていきます。
カニノツメが出てきたところの写真

カニノツメの発生は、9月21日にご来園の方より教えていただき
ました。なのでそれより前より幼菌はあったのでしょう。
自分が稲積公園に異動してきて今年で4年……このキノコの発生は
初めてです。どうやら本州の北限を越えてやってきたようなので
すが、いったいどこから来たのでしょう。
(ただ、カニノツメの明確な北限の記述がネットでは見つからな
かったため不正確でしたら申し訳ないです。お詳しい方、ぜひお
教えください)

チップは園内の樹木のもので、本州からやってきたものは、多分
ありません。考えられるとしたら……

野球場用に定期的に購入する黒土が本州産かもしれない
本州に行ったどなたかの靴に菌糸が付いていたかもしれない
……正直、わかりません。

いずれにせよ、北海道ではかなり珍しい光景となっています。
10月8日現在、まだまだたくさんの幼菌がありましたので
しばらく面白い景観が見られると思います。
きれいな状態でご来園の方に見ていただきたいため
ご覧になる際は足もとにお気をつけ頂き、踏みつぶさないよう
お願い申し上げます。

それから、園内の植物やキノコなどは採取禁止であること
ご留意の程お願いいたします。
それに食には不適なキノコですよ!
持ち帰らないでくださいね

園内の花

ようやく良い天気になりましたね。

ただいま前田1条7丁目側の樹林地で咲いているチューリップが盛りとなっています。

チューリップの群落の写真

チューリップの群落の写真

チューリップの花の写真
ここは写真を撮っている方も多い隠れた花スポットなんですよ!
週明けくらいまでは良い状態の花をご覧いただけると思いますのでお散歩がてらお越しください。

他にも芝生広場のチューリップもポプラを背景にきれいです。
芝生やポプラを背景にしたチューリップの写真

園内のヤエザクラ「カンザン(関山)」は今がピーク。週明けには盛りを過ぎていると思います。
ヤエザクラの写真

ヤエザクラの写真

足元を見ると、ここ数年増え始めたタチツボスミレも。
タチツボスミレの写真

タチツボスミレの写真

上を見ると、ハルニレの実を食べているスズメ
緑色のハルニレの実を食べるスズメの写真

この時期のお散歩は、いろいろ見どころがありますよ!
お時間がありましたら是非お越しください

春に向けて、遊具のこと

いつも稲積公園の遊具で遊んでくださいましてありがとうございます。

遊具についてのお願いがあります。

冬になると雪が積もり、遊具も大半が埋まってしまいます。

春に向けて暖かくなってくると積雪が減り遊具も顔を出し、遊んでみたくなることもあるかも知れません。

ですが、公園の遊具で遊ぶのは、春までお待ちいただきたいのです。

遊具の周りの積雪には、上からは目視できない隙間があったり、太陽光を受けた遊具のわずかな熱で周囲の雪が不規則に解けたりすることがあり、そこに立ち入ると足をとられたり隙間に滑落するなどの危険があるからです。バランスを崩すなどして鉄製の遊具に頭部をぶつけるなどすると大けがの恐れもありますし、冬の間は遊具周りに人が少なく、助けを求めるのが困難な状況に陥ってしまうこともあるかも知れません。

ここ数日は暖かくて外で遊びたくなるのはとてもよく理解できますし、私たちも同じ気持ちですが、事故防止のための措置ですのでご協力をお願いいたします。

危険イラスト

標識テープで包囲してあるものはもちろんですが、構造上、テープが巻けないものもありますので、近づかないようにお気を付けくださいますようお願い申し上げます。

遊具テーピング写真

※遊具の周りの積雪を突いて隙間に雪を詰める作業を行いましたが、雪は気温などの要因で性質が変わりやすい物体ですので、完全な安全をお約束するのは難しいということをご理解いただけましたら幸いです。

(西宗)

2月3日のスノーキャンドル準備と野鳥の話

先週はいきなり3月並みの気温になったり
今日は突然吹雪いたりで落ち着かない天候ですね。
今週末、2月3日15時30分から始める
「スノーキャンドルのあかりを灯そう!」の準備も、
高温で用意した花を入れた氷が全て溶けてしまったりと、
なかなか苦しい状況です。が、しかし、やりますよ!
スノーキャンドル!これは昨年の様子です。
ていぬ君の写真
せめて風が強く吹かないよう、一緒に祈ってください。

さて、1月25日に園内にハイタカがやってきました。
この写真のどこにいるかわかりますか?
樹木の間に小さく鳥が映っている写真

稲積公園でハイタカを見たのは初めてです。
ハイタカの写真
カラスより一回り小さく、胸から腹にかけての横縞がとてもきれいです。
また飛来してほしいのですが、園内のカラスに追い掛け回され
逃げ出してしまったのでこれっきりかもしれまん。

ハイタカの写真を撮っていたら
園内散策のご夫婦からシマエナガを見つけたとのお話を伺いました。
手稲には結構いますよねシマエナガ。
自分の観察ポイントは前田森林公園なのですが
稲積でも小さな群れで来ているようです。

冬の散歩のときは樹上に注意してみてくださいね。
他にも多くの野鳥を観察する機会がありますよ!

秋の公園

こんにちは。

気温も下がってきたこの頃ですが、公園では木々が秋の景色をもう少し楽しませてくれています。

園内の通路は落葉で覆われる場面がありますが、季節の風物詩をできるだけお楽しみいただきたい気持ちと、きれいな園路を歩いていただきたい気持ちの間で悩みながら、また、コストも考えながら落葉掃きをしています。

濡れていると滑りやすくなる場合がありますので、お気をつけてご利用ください。

ナチュラルリース講習会は多くのお申し込みをいただき、10月29日時点で、11月2日のみ若干の空がありますので、ご希望の方はお電話でお問い合わせ・お申し込みください!

 

稲積公園パークゴルフ場は11月5日をもちまして本年度のご利用を終了させていただきます。

テニスコート、野球場は11月20日までの予定です。

※天候等の事情で早まる場合があります。

 

JRで行けちゃう都市公園、手稲稲積公園でお待ちしております!

にしむね

autumn leaves

7月16日 テニスコートに珍しいお客様

7月16日の9時頃、稲積公園のテニスコート横を
テコテコ歩く大きな鳥の姿が。
ウミウの写真

ウミウです。
最初は見分けがつかず「カワウ」と思っていましたが
撮った写真を見ると、くちばしの形状がウミウでした。

新川では一昨年も確認されていますし、市内の他公園でも見られるのですが、コートの真横に来たのは初めてです。

ウミウの写真
この後、線路の方に向かって飛んでいきました。

昨日、中央区でウミウを保護したというニュースがありましたが、まさかこの子でしょうか……?

様々な鳥が飛来します。
運動公園ながら、自然がたくさんの稲積公園でした。

4月22日の園内

暖かい陽気が続き、人出も多くなってきました。
ただいま冬の間に溜まった落ち葉を清掃しています。
まずはていねプールのフェンス沿いから。
どんどん片づけていきますよ!
園路の落ち葉を掃除している写真

さて、園内にあるサクラの様子です。
野球場前の大きなソメイヨシノのつぼみがほころび始めました。
ソメイヨシノがほころび始めた写真

よく探すと開花しているものも!
22日現在で10輪ほど開いているのを見つけました。
咲いているソメイヨシノの写真

咲いているソメイヨシノの写真

ソメイヨシノそばにあるドイツトウヒやシラカバの周りでは、
野鳥たちのさえずりが多く聞こえてきます。
これはアトリのつがいでしょうか。右上がオス左下がメスです。
野鳥、アトリのつがいの写真

こちらはキジバト。デーデーポッポーという鳴き声はこの鳥です
キジバトの写真

これは羽づくろいだったカワラヒワ。尾羽の黄色が鮮やか。
カワラヒワの写真

これはマヒワ。カワラヒワより全体的に黄色く、横腹に黒いスジが入ります。
マヒワの写真

他にも、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒガラが飛び交い、
高らかに響く春のさえずりを聞くことができます。
サクラも咲き始めましたので
ぜひ散策にご来園ください