豊平公園
TOYOHIRA PARK緑の情報発信地

センターだよりと紅葉と・・・

2019.11.01

紅葉がとても綺麗なこの頃。雨が時折降る降るものの、晴れたときの日中の暖かさと夜間の温度差でどんどん進んでいます。
今年は色はきれいなのですが、紅葉が進む順番がいつもとちょっと違うような・・・
くわしい園内の紅葉のお話は後半にいたしましょう。

 

センターだよりをお届け

まずは、11月になりましたので、センターだより11月号をお届けします。
下記をクリック↓↓↓↓↓してご覧ください。
緑のセンターだより11月号 (No.248号)

今月の表紙は「カボチャ」。ハロウィンは昨日で終わってしまいましたが、これから冬至を迎えますし、なんといっても、ほこほこのカボチャが美味しい時期ですよね・・・。

センターだよりの中の写真のジャック・オ・ランタンは昔、ボランティアさんが作ってくれたそうです。個性的な顔がたくさん並んでいます。私も昔作ったことがありますが、結構大変なのです。なにせ、生のカボチャですから、刃の薄い万能包丁ではそう簡単には切り込みが入らず、切り出しナイフや彫刻刀を使ったり、ちょっとした穴を開けるのにも五寸釘使うくらいでしたから・・・。ケガしないよう気を張って作るので、あのときは本当に疲れました・・・。

今月の作業の中心は冬仕舞・冬囲いです。Q&Aも冬囲い。しっかり冬養生して春を待ちたいですね。竹をさすときはしっかり差し込みましょう。昔、冬囲いしてすぐに竹が倒れているのを見ました。なぜかな、と思ったら10cm位しか入ってなくて、風で倒されてしまったようです。20~30cmは差し込むと大丈夫ですよ。

冬囲いはしない方もいるかと思いますが、鉢の入室、畑や花壇のお掃除をして冬に備えましょう。

 

園内の紅葉状況

さて、園内の紅葉の様子です。

すでに紅葉・黄葉している木は、どんどん落葉が進み・・・先日、24日にご紹介したサクラ・カツラ・イタヤカエデ・ヤチダモ・モクレン類はほとんど終わり、モクゲンジ・ナナカマド・イチョウ・ツツジ類・クルミ類も半分以上終わってきています。センター裏のハウチワカエデは・・・葉が枝についたまま茶色くなってしまいました。一方、カラマツは木の内側から黄色くなってきました。

これにはびっくりです。ほとんど落葉せずに茶枯れるなんて、あまりないことです。雪が降ると枝が折れやすくなるので落ちてしまってくれたほうが木のためには良いのですが。どうなるかなー。

あと、冒頭で今年は紅葉が進む順番が違う、とお話ししましたが、いつもは遅いイチョウもほとんど終わってしまいました。

どれくらい早いか、というと、下の写真は24日にご紹介したイチョウの様子

下の写真は昨日10月31日に撮影したモノ

イチョウの足下はきれいな黄色の絨毯になっていました。昨日の時点でこの状態。明日の朝の気温はもっと下がるとのこと。油断していたら一気に落ちてしましました。

 

そして、カエデ類の中でもいつもは遅い目な旧センター裏の芝生広場に1本ぽつんとあるノムラカエデ。あっという間に紅葉し、今日の朝には地面に赤い絨毯を広げていました。

24日にご紹介したときはまだ葉が黒く、上端だけ少し赤い程度でしたが、昨日の31日の時点で下の写真の状態。

赤くなった葉がたくさん木についています。木の足下の赤い葉はまばら。

これが今日の朝の時点で、下の写真の状態。

木に残る赤い葉がずいぶんまばらになりましたよね。その分、木の足下は赤い絨毯なのですが・・・。こちらも明日・明後日には終わってしまいそうな感じです。

ところが、この広場の池の脇にあるノムラカエデはまだ葉が黒め。いつもはこちらの方が若干早い位なのですが・・・。気温が下がれば、こちらも一気に紅葉が進むかもしれません。

樹木園の中のカエデ類は場所によりバラバラですフジ棚裏の脇で真っ赤に紅葉しているモミジもあれば、イタヤカエデはかなり落葉しているのに、サトウカエデやノルウェーカエデなどはようやく色が変わり始めたくらい。

フジ棚の裏のノムラカエデとヤマモミジがまとまって植えられている場所は、昨年の台風の際にだいぶん折れてしまったのですが、生き残った部分はきれいな色になってきました。下の写真では左手のヤマモミジが赤くなってきています。

やはりボリュームが減ったなー、とは思うのですが、でも、綺麗です。

よく見ると、枝先にかけて赤から緑とグラデーションになっていました。

アップにした写真が下の写真

こんなにきれいなグラデーションは一瞬なのかもしれませんが、近くで撮影していた方もこの枝に寄って行っていました。もう少し楽しめると良いですね。

この更に北奥にヤマモミジの垣根がありますが、こちらはまだ黄緑色の木が多く、一部はオレンジになってきていましたが、もうちょっとあとのお楽しみかもしれません。ただ、今年は本当に進むときは一気なので、ぜひ何度か来てお散歩していただきたいと思っています。

 

おまけ

一つ目。緑のセンター内は4日月曜祝日まで「菊花展」を開催していますが、ここ数日、お天気が良く、アトリウム内の温度上昇が続き、菊が咲き進んできています。ぜひお早めにご覧になりに来ていただければ、と思います。新センターになってから一番の咲き進み具合かもしれません。

二つ目。エレベーターで2階エレベーターホールへあがると。目の前にシカ君と暖炉の登場です。

上の写真は2階についてエレベータを開けたところ。

ちょっとびっくりするかもしれません。

昨年2月に開催したカラーリーフ展の一部の設置していた「暖炉のあるお部屋風」部分に展示していました。それをそのまま位置を変えて再現。この季節、少しでも陽に当てたい植物たちはガラス屋根下のホールにいて欲しいのですが、これらは陽が当たらないほうが良いですしね。うちのスタッフの超お気に入り。周囲に観葉植物もあるので本当のお部屋の一部にも見えませんか?

シカ君はボランティアさんからお借りしていて、暖炉もスタッフ手作り。暖炉は積み上げているだけですのでお手を触れないようご覧ください。また、シカ君も設置はしっかり止めていますが、それなりに重量がありますのでこちらもお手を触れずに見てくださいね。

 

緑のセンターや花壇や園内の木々、皆さんのご家庭も冬に向けての作業が増えていきます。

一方でこれから先は気温が下がっていく傾向にあるようです。山間部では雪の予報もでるようになってきました。園内でもお天気が良いと暖かいのですが、日陰に入るとかなり寒く感じるようになります。脱ぎ着できるような暖かな格好で遊びに来てくださいね。

 

アクセス

豊平公園は地下鉄駅の目の前で非常に便利です。ぜひ公共交通機関をご利用ください。
・地下鉄東豊線「豊平公園駅」1番出口を出てすぐ左 徒歩1分
・バス 「豊平3条12丁目」下車 徒歩約7分
※36号線沿いにあるバス停からは直接公園が見えませんのでご注意ください。

お問い合わせ先

豊平公園緑のセンター
札幌市豊平区豊平5条13丁目
開館時間:8:45~17:15
休館日:月曜日(月曜祝日の場合は翌平日)及び12/29~1/3
電話:011-811-6568

 

 

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緑のセンターだより12月号を12月1日に発行します。 下の表紙写真をクリックするとご覧になれます。 (PDFで見ることができます) 今月の表紙は「ポインセチア」。 「誤食や接触に注意が必要な植物」シリ...
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農林水産省林業試験場の跡地を利用して生まれた公園です。 約7.4haの園内には花と緑に満ちた暮らしを提案する緑化植物園「緑のセンター」の美しい花壇や庭園が広がり、試験場の名残が色濃く残る樹林区域は様々な野鳥が見られ、バードウォッチングも楽しめます。緑のセンターでは一年中季節の花が楽しめ、月1~2回のペースで開かれる展示会は、洋ランや盆栽、クラフトなど様々なテーマを取り上げています。また、緑の相談コーナーも常設しているほか、各種園芸教室やクラフトなどの講習会も開催しています。

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