2015年5月26日、オオムシクイを、西岡公園で今年初めて職員が確認しました。
毎年札幌には5月下旬にやって来ますが、今年も例年通り。
札幌はしかし通過のみで、1週間から10日ほど滞在した後、さらに北に旅立ちます。
いる間は割とよく声が聞かれます。
大きな木の上の方で「キチッ ジジロジジロジジロ」と囀ります。
声はよく聞こえますが、葉が繁っているため、姿を見つけるのは難しいです。
でも、声のする辺りを根気よく見ていると、動いたときに分かります。
残念ながらこの写真にオオムシクイは写っていません・・・
オオムシクイは3年前まで「メボソムシクイ」と呼ばれていました。
正確には「メボソムシクイ」の1亜種でしたが、今は種として独立しています。
古い野鳥図鑑には「オオムシクイ」は載っていませんので、ご注意ください。
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今日はアオバトも「おーあーおーぅ」と鳴いていました。
アオバトは木の樹冠部で鳴き、真下からは姿が見つけにくく、しかも地面にはほとんど降りて来ません。
しかし、アオバトの声が聞こえたら、少し遠くから双眼鏡フィールドスコープで探すと、意外と姿を見る機会に恵まれます。
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毎年、5月下旬にアオバトが来て、オオムシクイが来るというのが、森林性夏鳥の最後の動きです。
だから、野鳥好きの人は、オオムシクイが来ると「春も終わったな」と、少し寂しくなります。
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今日、管理事務所の周りにはこんな鳥たちが来ていました。
ハクセキレイ
地面にいた昆虫を見つけたようです。
キビタキ
管理事務所真裏の木に来てくれました!
今日確認された鳥
ハシブトガラス、スズメ(管理棟付近)、カワラヒワ、シメ、アオジ、
ホオジロ(拡張地)、メジロ、キバシリ(散策路沿いで囀り!)、メジロ、ゴジュウカラ、
シジュウカラ、 ハシブトガラ、ヤマガラ、ヒガラ、キビタキ、
オオルリ(拡張地で囀り)、オオムシクイ、センダイムシクイ(園内各所)、ウグイス、ヤブサメ、
ハクセキレイ、ヒヨドリ、クマゲラ(声のみ)、アカゲラ、コゲラ、
キジバト、アオバト、ツツドリ、マガモ・・・計29種