今日はヤンマ団の活動日でした!
今回から、報告展や報告会に向けた準備が始まります。
今日はまず、それぞれが今年とったトンボの標本を、標本箱に納める活動を行いました!
春~秋の調査の時に採集したトンボは、軸を差して三角紙に入れて保管しています。今日は、その標本を全て三角紙から出して、日付や種名をラベルに書き、一頭ずつ標本箱に並べました。
今年は、標本作りの達人、横山さんが指導してくれたので、例年以上に
きれいな標本に仕上がりました。
きれいにできた標本を壊さないように箱に並べる作業は、神経を使ってとても大変だったと思いますが、みんな根気強く頑張っていました。一年の活動の成果が、目に見えて分かるのも、うれしいですね。
団員それぞれが作った標本は、2月から円山動物園で行われる「西岡公園自然調査報告展~ヤンマ団&魚組活動の記録」で展示されます。
ぜひ、団員達の活動の成果を見に来てくださいね。
今回の活動では、こんなアクシデントもありました。
標本箱に納める時に、トンボの種類を再度同定するのですが、アキアカネかなぁと思っていたトンボが、実は西岡公園ではかなり珍しいタイリクアカネであることが判明!採集した団員もみんなで大喜びでした!!
今年の西岡公園で確認したトンボの初見表も、39種目にタイリクアカネが書き込まれました。
トンボは一目見ただけでは同定が難しい種も多く、「普通種かと思ったら、実は珍しいトンボだった!」なんてことがあるのも、おもしろいですね!
ヤンマ団の活動は、冬も月1回程度行います。
12月の活動も、がんばりましょう!
※ヤンマ団では、トンボの命を無駄にしないよう、また過剰に採集しないよう、一種♂♀一頭ずつの標本を基本として活動しています。また、頭や脚がとれた標本も無駄にせず、大切に修復して保存しています。