昨日はヤンマ団の活動日!今年最後の調査を行いました。
天気予報は晴れマークもついていましたが、朝から何となく曇り空・・・・・
気温が低いこの時期は、太陽が出ないとなかなかトンボも出てきません。
仕方がないので、少し室内で活動して、午後から外に出ました!
毎年10月は、アキアカネの採卵調査をやっています。
アキアカネは卵で冬を越して、翌年の夏に羽化するので、
トンボの生活史が観察しやすい種なのです。
今回も、木道広場でトンボのおじさんから採卵方法を教えてもらい、
みんなで挑戦しました!
アキアカネの♀を捕まえて、水を入れた容器に尾を付けると、ポロポロと
卵を落とします。
産む卵の数は個体差がありますが、卵を産む様子をみんな食い入るように見つめています。終わったかと思えば、また卵を落としたり・・・・1匹のトンボから結構沢山の卵が産み落とされます。
こうやって小さな命が生まれていくのだなぁ~と、小さなアキアカネから教えてもらいました。
寒さも厳しくなり、あと少しの短い命ですが、がんばって生きてほしいという
願いを込めて、卵を取り終わったトンボはまた放してあげました。
みんながとった卵も来年羽化をして、トンボになって空を飛び回ると良いですね!
最後に、持ち帰った卵を顕微鏡で観察しました。
アキアカネの卵は、少し黄色みがかった卵でしたね。今回は、アキアカネの卵しか採卵できませんでしたが、昨年度卵を調べた団員によると、種類によった卵の色もカタチも様々だそうです。ちなみに、ヤンマの仲間などは、採卵の方法も違うそうですよ!
次回からは、冬の報告展に向けての準備が始まります。
ちなみに、今年のヤンマ団の調査は終わりましたが、アキアカネやキトンボは
11月まで残る個体もいます。
今年は何日までトンボを見ることができるでしょうか?