4月19日(土)にしおか魚組、今年初めての野外調査を行いました。
一回目の調査は、この時期にしか見ることのできない「ワカサギ」の調査です。
そして今回の魚組は、ゲスト講師に「妹尾さん:川づくりの専門家」「角田さん:アマチュア水中写真家」「長谷川さん:写真家」「佐藤さん:さけ科学館職員」といった
川や魚、様々な生き物や写真に詳しい専門家の方々がたくさん来てくださいました。…豪華すぎます。
西岡公園のワカサギは約60年前に、当時の周辺住民が食用として放流したものが、今現在も繁殖を続け生息している「移入種」とされています。
なので、もともとは園内の池や川にはいなかったようです。(水源池のコイも同様!!)
そのワカサギたちが、4月頃になると産卵をしに池から川に遡上してくるということから、今回「ワカサギ調査」を開催しました。
まずは園内の木道見晴台辺りまで行き、捕獲調査したい気持ちを抑えつつ環境の調査です。
調査活動日や、活動場所の情報も大切な記録なので、手分けして調べました↓
気温・水温・水深・川底の様子などを調査し、みんなが持っている野帳に記録します。ちなみに水温は6℃でした。
去年は天気に恵まれず雨の日の調査が多かった魚組でしたが、今年は一回目から晴天のもと活動を行うことができ、隊員達も楽しそうです♪
環境調査の後は、ゲストの妹尾さんのお話しを聞きながらワカサギの捕獲に挑戦です。
池のすぐ近くで調査を行ったので、深いところはゲストの方々に調査してもらいました。
しかし残念ながら、西岡のワカサギは4月の中でも数日間しか遡上が見られないらしく、今回は捕まえることができませんでした。
あと数日のうちには遡上が始まると思う!!とのことでしたので、木道付近に立ち寄った際には川の中を覗いてみても良いかもしれません。
ワカサギが捕まえられなくても魚組の調査は終わりません!!
池から川に移動して、浅いところでこの時期にどんな魚たちが捕まえられるか調査です。
新隊員は継続隊員に捕り方のコツを教えてもらい、調査の後半ではたくさん捕獲していました☆
水温が低いので、最初は濡れないように調査している隊員がほとんどでしたが、帰る頃には結局みんなずぶ濡れでした。
木道の下に潜って調査する隊員や、妹尾さんや角田さんにいろいろ教えてもらいながら調査する隊員がいて、本当に楽しそうでした。
越冬して巨大化したオタマジャクシや、去年は獲れなかったエゾホトケドジョウなどが捕獲でき、貴重なデータとなりました。
たくさん捕まえた魚たちは、一匹一匹妹尾さんに解説してもらいながら計測し、時間はかかりましたがみんなでしっかり確認できました。
獲った魚たちは計測が終わった後すぐに川に戻し、午前中の調査はこれにて終了です☆
午後は角田さんから「西岡公園のワカサギ」についてお話ししてもらい、その後に妹尾さんから、ワカサギだけではなくイトウ・カワヤツメ・ウグイ・サンショウウオなど、その他にも様々な川の生き物について写真や動画を見させてもらいました。
初めて見る映像に真剣な隊員や、どんどん質問をぶつけてくる隊員がいて、午後も活気あふれる活動になりました。
今回の調査目的であるワカサギこそ獲れませんでしたが、初回からたくさんのゲストの方々に来ていただき、魚も予想以上に捕獲できたので大満足の一日でした。
ゲストで参加してくださった「角田さん」「妹尾さん」「長谷川さん」「佐藤さん」お忙しいところにしおか魚組に来ていただき本当にありがとうございました。
隊員達にとって大変貴重な経験となりました。
次回以降の調査や、年度末のまとめにもたくさん活用したいと思います☆
これにて第一回にしおか魚組の報告を終わります。
次回の魚組は毎年恒例「両生類卵塊調査」です。
ゲストはもちろんあの方…。
では、次回もご期待ください。