西岡ヤンマ団～10月の調査！

今日のヤンマ団は、今年最後の採集調査でしたが、
朝から晴れたり雨が降ったりの変わりやすい天気・・・・・
判断にかなり迷いましたが、「天気が良い間だけでも行こう！」
ということで、とりあえず外に出ました。
少しずつ紅葉が進む森を抜けて、今月のメイン調査地”木道広場”に行きました。

ここでは、黄色い羽が美しい”キトンボ”を狙います。
いつもは網が届かないような高いところを飛ぶことが多いキトンボも、
風が強い今日は、比較的手の届くところを飛んでいることが多かったです。
トンボのおじさんは、アキアカネの胸の模様のタイプを調べるために、
とったアキアカネの写真を片っ端から撮影していました。
トンボの同定は、胸の模様が見分けの１つのポイントですが、アキアカネは個体差が多く、
胸の模様も様々で、私たちはいつも頭を悩ませます。
模様のパターンが分かって少し同定しやすくなると、うれしいですね♪

お昼にはトンボ広場に移動して、アキアカネの採卵調査をしました。
アキアカネのメスを捕まえて、小さな容器にタマゴを産ませます。
簡単な調査ですが、産卵を間近で観察できたり、
タマゴの色やカタチもじっくり観察出来たり、学びが多い調査です。

昨年の10月も同様の調査を行いましたが、持ち帰ったタマゴを、
大事に育てて、今年の夏に見事トンボにした団員もいます！
今日のタマゴを持ち帰った団員も、みんな大事に育ててくれることでしょう。

事務所に戻ってからは、冬の報告展に向けて、テーマの確認をしました。
今年も一人一枚、調査研究結果をまとめたポスターを、冬の報告展で展示します。
春からそれぞれがテーマを考えてきましたが、今日はおじさんが、トンボの行動を
テーマにした場合、どのようなところに着目したら良いか、少しヒントを出してくれました。
産卵パターン、止まり方の法則、飛び方の違いなど・・・・・・
調べたらおもしろいだろうな～と、ワクワクするようなお話をたくさん聞かせてくれましたね。

今日で、トンボの採集調査は終わりです。
次回からは、冬の報告展に向けての作業が始まります。
冬の活動も、がんばりましょうね♪