西岡ヤンマ団~8月の調査!

今日は8月のヤンマ団の活動日でした。
今年のヤンマ団は、6月も7月もイマイチな天気で思うような調査ができませんでしたが、
今回は微妙な晴れ!?少しだけ期待が持てそうです。

今月は、オニヤンマやオオヤマトンボなどの大型種がメインかと思いきや、赤とんぼの
仲間も色々出てきています。ほぼ大部分がアキアカネですが、中には違う種類の赤とんぼもいます。胸の模様の違いなど、見分けるのはとても難しいのですが、団員は捕まえるたびに、一生懸命観察していましたよ。そんな”じっくり観察”の甲斐あって、普通種であるアキアカネ・ノシメトンボ・マユタテアカネの他にナツアカネやヒメリスアカネも確認しました。

今日の午後は、ヤンマ団初!横山さんの標本作り講座を行いました。
横山さんは、団員も愛用している「北海道トンボ図鑑」の著者のお一人です。
図鑑の中の美しい標本写真は、すべて横山さんの標本だそうで、標本作りの名人としても有名な方です。ヤンマ団では今まで、展翅板やまち針など様々な道具をつかって標本を作っていましたが、横山さんの標本作りは、とってもシンプル!簡単な道具で、とても美しい標本を作ります。その技術に、団員もスタッフも興味津々。
今回はいつもより少し長く3時間もの時間をかけての作業でしたが、みんな本当に集中して作っていました。2年生の団員からは「標本作りがこんなに楽しいと思わなかった!」とうれしい言葉もありました。

今回は、夕方にしか飛ばないトンボを探す特別企画もやりました!
毎年楽しみにしている団員も多いこの企画。16時~18時の2時間、八つ橋付近でそのトンボを探します。

水面を素早く飛ぶトンボなので、毎年高学年のお兄さんやスタッフが採ることが多かったのですが、今年はなんと!2年生の男の子2人が合計3匹もゲット!!
なかなか飛んでこないので、トンボが来るのを待つのが秘訣です。この2人はよく粘りました!本当にすごい!!

次回のヤンマ団は9月です。秋めいてきた園内でのトンボ調査です。